マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、移籍が噂されていたFWルート・ファン・ニステルローイが、シーズン前のトレーニングでチームに合流すると明言した。

 ファーガソン監督との不仲が報道されるなど、ファン・ニステルローイのマンU退団は確実と考えられていた。しかし、ファーガソン監督は、テレビのインタビューでファン・ニステルローイがトレーニングに参加することを明らかにした。

「ワールドカップに出場した選手の大半には、3週間の休暇を与えている。7月24日に戻るメンバーは、ガリー・ネビル、ウェイン・ルーニー、リオ・ファーディナンド、ガブリエル・エインセ、エドウィン・ファン・デルサル、そしてルート・ファン・ニステルローイだ」

 ファン・ニステルローイには、バイエルン・ミュンヘン、ACミラン、トッテナム、ニューカッスルといったクラブが獲得に興味を示していた。しかし、今回のファーガソン監督の発言により、オランダ代表FWのマンU残留は確実とみられている。

 一方、ポルトガル代表のMFクリスティアーノ・ロナウドは、他のメンバーから4日遅れでチームに合流する予定。しかし、ワールドカップの準々決勝では、ルーニーとC・ロナウドが退場処分を巡って衝突するなど、マンU復帰後の2人の関係が危惧されている。しかも、C・ロナウドのレアル・マドリー移籍が浮上するなど、ファーガソン監督にとっては、チーム作り以前の問題が山積していると言えそうだ。