AFCONで評価を上げるブルキナファソの快速SB ウォーカーの後釜となれるイッサ・カボレとは何者か
1月から行われていたアフリカネーションズカップも決勝戦を迎えており、セネガルがエジプトを下して優勝を決めている。リヴァプールのエースであるサディオ・マネ対モハメド・サラーというエース同士の対戦であり、ここではマネに軍配が上がった。
長かった大会もようやく終わり、公式のSNSでは監督賞などの個人賞が発表されており、ベストヤングプレイヤーにはブルキナファソ代表として大会に参加したDFイッサ・カボレが選出されている。
母国のライモでキャリアをスタートさせ、2020年にマンチェスター・シティに加わったカボレ。その後、メレヘンに貸し出され、現在はリーグ・アンのトロワにローン移籍している。20歳と若い選手だが、ここまで17試合に出場しており、継続した出場機会を得てピッチに立っている。
爆発的なスピードを武器にする右サイドバックの選手であり、ブルキナファソでは右SBとして、トロワでは攻撃性能の高さを買われ、一つ前のポジションでもプレイしている。スピードを生かした守備能力も彼の強みの一つであり、貴重な攻守両面で輝くことのできるSBだ。AFCONではドリブル成功数12回全体で6位、タックル成功数16回でこれまた6位と上々のスタッツを残しており、ベストヤングプレイヤーに選ばれるのも分かる。
今後の期待としてはカイル・ウォーカーの後釜として注目される存在になるだろう。爆発的なスピードと信頼できる守備力はウォーカーに通ずるものがある。現状ウォーカーの後継者となる人物は見つかっておらず、彼を育てるのも悪くない。しかし、英『Sport Witness』ではインテルがデンゼル・ダンフリースの競争相手としてカボレに興味を示していると報じており、放出を避ける必要がある。
アフリカネーションズカップでの活躍もあり、評価を高めるカボレ。能力の高い選手であり、ウォーカーの後釜になれる選手だが、本人はシティかインテルかどちらを選ぶのだろうか(データは『SofaScore』より)。