次期イングランド主将の最有力候補に名があがったテリー(C)EFE
 チェルシーのDFジョン・テリーが、イングランド代表キャプテンの最有力候補に名乗りを上げた。英国大衆紙『ミラー』が伝えた。

 ドイツワールドカップ準々決勝ポルトガル戦の敗戦後、デイビッド・ベッカムは6年間務めたイングランド代表キャプテンの座から身を退くことを発表。次期イングランド代表監督のスティーブ・マクラーレンは、チェルシーでキャプテンを務めるテリーと、同じくリバプールでキャプテンマークを巻くMFスティーブン・ジェラードの2人にチームリーダーとして全幅の信頼を寄せているが、大声でチームメイトを鼓舞できるテリーこそ“サッカーの母国”のキャプテンにふさわしいと考えているようだ。

 イングランド代表不動のセンターバックであるテリーは、時には痛みに耐えながらもプレーを続けるなど、ケガに強いことでも有名。さらに、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督もテリーのリーダーシップを高く評価しており、昨シーズン終盤にはトレーニングの指揮を任せたことがあるほどだ。

 8月中旬に行なわれる親善試合が初仕事となるイングランド代表の新キャプテン。チームの士気を高めるモチベーターとしても名高いテリーは、「今後は新キャプテンの手助けをしたい」と語るベッカムのサポートを受け、2010年ワールドカップの優勝を目標に始動する新生イングランド代表を牽引することになりそうだ。