初沢亜利写真展「匿名化する東京」2022年1月30日(日)まで、Roonee 247 Fine Artsにて、初沢亜利氏の写真展「匿名化する東京」が開催されている。入場無料で作品の鑑賞が可能。2021年12月に、最新の写真集「東京 二〇二〇、二〇二一。」が株式会社徳間書店から刊行されたことを記念した展覧会となっている。初沢亜利氏は1973年にパリで生まれ、上智大学文学部社会学科を卒業した。第13期写真ワークショップ・コルプス修了後、イイノ広尾スタジオを経て写真家としての活動を開始。東川賞新人作家賞、日本写真協会新人賞、さがみはら賞新人奨励賞受賞といった受賞歴がある。初沢氏は2020年の始めから2021年末まで、コロナ禍に見舞われた東京を歩き回って撮影を続けた。最新写真集ではさまざまな出来事が起きた東京の“空気感”が切り取られており、今回の展覧会のタイトルに用いられている“匿名化”の文字もインパクトが大きい。ただ、この“匿名化”について初沢氏は「写真展タイトルに即して撮影した訳ではなく、月日の中でふと湧いて出た」と語っている。“匿名化”の象徴でもあるのが、本展のタイトル写真でもある若い女性2人を撮影した作品。渋谷スクランブルスクエア屋上展望台の渋谷SKYで、マスクをしながら顔を覆っている構図が採用された。展覧会の会場では、写真集未収録カットも数多く展示されている。※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認「東京 二〇二〇、二〇二一。」■期間:
2022年1月11日(火)〜1月30日(日)■開催場所:
Roonee 247 Fine Arts
東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビル B館4F■問い合わせ先:
Roonee 247 Fine Arts
tel. 03-6661-2276
url. https://www.roonee.jp/