SNSでもたびたび話題にあがるカルディの調味料。幅広い商品を取り扱っているなかで、今回は食に詳しいライターの高木沙織さんが、SNSでも話題の「わさびのタルタルソース」を試してくれました。わさびとタルタル…? と、想像がつきにくい未知なる組み合わせの味はいかに…。

変わり種調味料の宝庫・カルディ

カルディの調味料売り場に足を運ぶと、国内外、その土地ならではの珍しい食材が使われていたり、ちょっと驚く変わり種の調味料に出合うことができます。たとえば、唐辛子をベースにした地中海生まれの万能調味料「ハリッサ」や、中華料理に欠かせない花椒のしびれる辛みがクセになる「食べる麻辣醤」などその代表例ではないでしょうか。

以前SNSを中心に話題になった、秋田名物のいぶりがっこをふんだんに使ったタルタルソース「いぶりがっこのタルタルソース」は、その意外性と想像以上の美味しさから爆発的に大ヒットしましたよね! 筆者も、なんとかして再購入しようとしているのですが、めっきりお目にかかれなくなりました…。

●果たしてタルタルソースとわさびは合うのか…

そこで見つけたのが、「わさびのタルタルソース」。前記の、いぶりがっこを使用したタルタルソースと同じく『もへじ』という会社から販売されている商品で、こちらもまた大人気なのだそう。

肉料理やフライに添えられることが多いタルタルソースですが、見た目はやや黄色がかった乳白色であることがほとんどですよね。ですが、このタルタルソースは見た目からしてちょっと違います!

安曇野産茎わさびと静岡県産練わさびがたっぷりと使われたタルタルソースのため、わさびの存在感を隠せない淡いグリーンカラー。そして、フタを開けてみると、独特の鼻に抜ける香り。そこにわさびがあることをしっかりと感じさせます。

続けて、スプーンですくってみると、マヨネーズの酸味が効いた香りがあとを追ってきて、なんともさわやか。ちなみに、ツブツブとしているのは、茎わさびやたまねぎ、ピクルスだそう。

それにしても、どんな味なのか想像できるような…できないような…。

試しに、そのまま口にしてみると、ツンッとするのだけれど、たまねぎの甘みやピクルスの酸っぱさと相まって奥深い味わい! それを、マヨネーズがまろやかに包み込んで、まとめてくれているような印象です。

しかし…結構、“ツンッ”が強めで、ツブツブ・シャキシャキ食感を楽しんでいると、わさびが逐一顔を出してきます。が、それがクセになる…! お料理にも合いそうです。

というわけで、3品の料理に使ってみました。

●私的No.1は、あの組み合わせにあえる食べ方!

タルタルソースと言ったら、やはりフライでしょう!

アジフライをくぐらせて、ディップ。

魚とわさびは相性がいいですから、まず間違いありません。また、一般的なタルタルソースにはない、わさびの鼻に抜ける感がフライをよりあっさりと軽くしてくれます。

次は、晩酌のおともにこんな食べ方を。

切れ目を入れたかまぼこに、「わさびのタルタルソース」をサンド。

これもまた、いいですね。
プリッとしたかまぼこに、茎わさび、たまねぎ、ピクルスのシャキシャキ食感。かまぼこの優しい甘みが、わさびのツンッ・ピリッによって引き立てられます。ついついビールが進んでしまう、簡単につくれるおつまみです。

そして、私的No.1だったこの食べ方!

1cm角にカットしたマグロとアボカドに、「わさびのタルタルソース」をあえる1品です!

マグロとアボカドは、わさびしょうゆであえることが多いと思うのですが、このタルタルソースが変化球でとってもよく合うのです。

と言っても、どちらもわさびが効いているというところは一緒なのですが、大きな違いはタルタルソースのほうが、しょうゆよりも主張が控えめでやわらかい味に仕上がるというところ! とろみが食材によく絡むため、少量を加えるだけでOKです。

ほかの調味料を使わなくても味が決まるので、つくるのがラクなところもいいですよね。
調味料次第で、いつもの料理がガラッと変わる。それを、強く実感させられた「わさびのタルタルソース」。

これからも、カルディの調味料売り場から目が離せません。