1年を通して食卓に登場する豚肉は、良質なタンパク源であり、ビタミンB1を多く含むので免疫力アップに効果的。
夏からたまっていた疲れが、気候の変化で一気に出てくる“秋バテ”を予防する上でも、今の季節にこそ積極的に取り入れたい食材です。
今回は、自らも免疫力を高めることを意識した食生活を実践している料理研究家の藤井恵さんに、豚肉を使った免疫力アップレシピを教えてもらいました。




豚のみそ焼きふわふわ納豆ソース

ビタミンB1を含む豚肉レシピで疲労回復



ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのを助ける栄養素で、倦怠感などの疲労回復に優れた効果を発揮します。

●豚のみそ焼きふわふわ納豆ソース


混ぜるだけの簡単ソースが栄養価&免疫力をググッと高める!



【材料(4人分)】

・豚ロース厚切り肉(トンカツ用) 4枚

・A[ショウガ(すりおろす)1かけ みそ大さじ1と1/2 酒、水各大さじ1]

・納豆 2パック(80g)

・しょうゆ 小さじ1

・卵 2個

・サラダ油 大さじ1/2

・ベビーリーフ 2パック

【つくり方】

(1) 豚肉は両面に斜め7〜8mm間隔の切り込みを入れ、合わせたAをからめて10分おく。納豆はしょうゆを混ぜてから卵を割り入れ、ふわふわになるまでスプーンでよく混ぜる。



(2) フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)の豚肉を並べ入れ、表裏を3〜4分ずつ焼く。食べやすく切って器に盛り、(1)の納豆ソースをかけ、ベビーリーフを添える。



[1人分381kcal]




<Point>


片面に肉の厚みの半分ぐらいの深さに斜めの切り込みを入れたら、裏返して同様に切り込みを入れる「ダイヤモンドカット」にすると、味のなじみもよく、やわらかに仕上がります。


しょうゆを混ぜた納豆に卵を加えたら、卵白がしっかりきれてふわふわになるまで混ぜると納豆臭さが消えて軽やかなソースになります。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【藤井恵さん】



料理研究家、管理栄養士。素材の栄養を生かした体によく、つくりやすいレシピが幅広い層に人気。近著に『藤井恵の免疫力を高めるかんたんごはん
』(家の光協会刊)など。