形がバラバラでしまいにくい野菜や、とりあえず詰め込んだ冷凍庫の食材。入れたまま使い忘れてダメにしてしまったこと、ありませんか? 食材のムダは節約の大敵です! 冷蔵庫を見やすく工夫して食材を使いきり、月の食費を抑えている達人に、野菜室&冷凍庫の収納ワザを教えてもらいました。

ワザいっぱい!達人の野菜室の使い方を拝見



4人家族で食費を月3万円台に抑えているみくぽんさん。食材は週1回まとめ買いして、使いきりを徹底しています。

<みくぽんさん(熊本県・30歳)のプロフィール>

夫(38歳)、長女(4歳)、二女(2歳)の4人家族。

<みくぽんさんの食費の内訳>

家族4人 食費月約3.5万円。
予算6000円で、週1回まとめ買い。さらに、月1回は調味料を6000円の予算でまとめ買い。5週目がある月は、5週目の買い物を極力控えて、家にあるものを使いきり。米代は別。

そんなみくぽんさんの冷蔵庫を調査! 今回は野菜室から拝見。紙袋で仕切って、見やすく掃除しやすく工夫しています。キャベツなど、大きな野菜が入るスペースを確保するのもポイントです。

●野菜室下段




在庫がひと目でわかる野菜室

・お米:袋に小分け保存して省スペース&時短に

お米は野菜室で保存。「専用のボックスを決め、1回に炊く分量の3合ずつ小分けにしておけば効率よく収まります。炊くたびに量らなくていいので時短にも」

・野菜:鮮度保持袋に入れておくと長もち

野菜は100円ショップで購入した鮮度保持袋に入れてから、紙袋の仕切りの中に。「こうすれば、葉物の野菜なども1週間ずっと新鮮な状態で食べられます!」

<青ジソの保存テクニック>


青ジソは買ったときの袋に水を少量入れておくだけで長もち。「水が漏れないようテープで壁面にペタリ」

●野菜室引き出し





・半端野菜:トレーにまとめて使い忘れ防止

野菜室の引き出しにトレーを置き、使いかけの野菜をまとめる場所に。「毎晩の汁物は、このトレーを見て決めます。半端野菜も細かく切ってスープに入れれば、捨てるところなし!」

●そして1週間後にはこうなる!




残ったのは米と調味料、あき袋だけ。紙袋はヨレヨレになったり汚れが目立つようになったタイミングで交換すれば、いつでも清潔。

1か月を目安に使いきり。達人の冷凍室を拝見!



●冷凍室上段/野菜やキノコ




まとめ買いするので、日もちしない食材は積極的に冷凍。使いやすいよう小分けにし、見やすく収納します。みそも上段で冷凍保存。

・傷みやすい野菜は小分けにして冷凍保存


ホウレンソウやニラは、1食分ずつ小分け冷凍。「迷子にならないよう保存容器へ。キノコは冷凍するとうま味が増すので、買ってすぐ小房に分けて冷凍します」

●冷凍室下段/肉や冷凍食品





・立てる収納で迷子を防ぐ

深さがある冷凍室は上から入っているものが見やすいよう、立てて収納。「こまごましたものは、迷子にならないよう保存袋や容器にまとめ、立てるか上段の引き出しに」

・肉はまとめ買いして用途ごとに分けておく


「肉は1食分ずつ小分けにしてラップに包み、購入日をマステに書いてはっています」。豚こま、ひき肉、鶏胸肉など、常備するものは決まっているので、種類ごとに保存容器を分け、立てて収納。

<お弁当用の肉も下味冷凍>


夫のお弁当用に鶏胸肉にまとめて下味をつけ、1回分ずつ小分け冷凍しておけば、朝焼くだけで完成!

<エビやチリメンジャコは重宝!>


魚はできるだけ冷凍せず、買ってすぐ食べるように。ただし、エビやジャコは冷凍してもおいしいので常備。

食費を抑えたいなら、とにかく食材をムダにしないこと。達人のアイデアを参考に、まずは使いやすい冷蔵庫に変えてみませんか。

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【みくぽんさん】



夫(38歳)、長女(4歳)、二女(2歳)の4人家族。節約料理をインスタ(@mikupon3
)で発信し、フォロワー24万人と大人気。食材を上手に使いきり、コロナ禍で家ごはんが増えても食費3万円台をキープ