フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。
今回はマッシュルームのおいしい食べ方についてです。



笠原将弘さんに教わる旬のマッシュルームの食べ方



秋があっという間に過ぎ去って、すぐに冬がやってきそうですね。早起きが辛い季節がやってきました。いろんな仕事が前倒しになることもあり、冬は忙しいという方も多いのではないでしょうか?
テレビ業界も、この時期になるとどんどん慌ただしくなってきます。年末年始の特番などが動き始め、みんなが忙しくなるからです。


さて、今回は先日おかず道場の「笠原の眼」のコーナーで教えてもらった、マッシュルームのお話をしようと思います。

マッシュルームと聞くと、どんなイメージがありますか?

シチュー・カレー・ナポリタン・アヒージョあたりでしょうか? なんとなく、煮込むというイメージが強いですよね。今回笠原さんに教えてもらったのは、生のマッシュルーム活用法です!
たまに、サラダにスライスしたマッシュルームが散らしてあるものを食べたことがあるという方は多いと思います。でも、家庭で生のマッシュルームをおかずに出すという方は少ないのではないでしょうか?

笠原さん曰く、「マッシュルームは、生で食べられる数少ないキノコ」なんだとか。その生をうまく活用すれば簡単に副菜ができるそうです。

●生のマッシュルームはあえるだけでとびきりおいしい一品に



まず、教えてもらったのは、梅肉あえです。生のマッシュルームをスライスし、叩いた梅干し・しょうゆ・みりんであえるだけ! これでとってもおいしい1品になります。
私も食べてみたのですが、少し置いておくと水分が抜けて生とは思えない食感になるんです。梅の酸味とマッシュルームの香りが口に広がって、確かに絶品です!! スタジオで食べた出演者人も「おいしい!」と驚いていました。

ほかにも、ゴマあえなんかもおすすめとのこと。マッシュルーム自体には、ほとんどクセがないので、どんな調味料とも合うんだと思います。
あえものは、簡単でお手軽な副菜ですが、調味料であえる前に、下茹でをしたり、さっと焼いたりとひと手間はかかってしまいますよね? ただ、それがマッシュルームとなるとなにもする必要はありません。生のまま、洗うこともなく、ただ切ってあえるだけなんです。

そう思うと、マッシュルームのことがまた一段と好きになりました。しかも、あえることで、あのサラダのトッピングされたマッシュルームとは、全然違う食感になるんです!
生のマッシュルームは、あのサクサクとした不思議な食感が苦手という方もいらっしゃると思います。でも、そんな人こそ、これは、本当にやる価値あり!! おすすめです。「これ生なの?」となること間違いなしです。


そして、最後に教えてもらったのが「和風マッシュルームソース」です。これも、工程はとっても簡単です。生のマッシュルームを荒みじん切りにして、そこに、ゴマ油・細かく刻んだ塩昆布をあえるだけ! ソースをつくるというと、火を使ってフライパンが汚れるイメージがありますが、これなら大丈夫! ざっくり混ぜるだけで、簡単に和風ソースができあがります。
焼いた肉にかけてもよし! お刺身につけて食べてもよし! なんだとか。

これはお店「賛否両論」でも実際に出されているそうなので、ぜひ私もトライしてみようと思っています。生のマッシュルームは、知っているとかなり幅広く使えそうです。ぜひ皆さんも生のマッシュルームをあえるという笠原レシピにトライしてみてください。

注意点は1つだけ! 新鮮なものに限るということです。マッシュルームは傷むと黒ずんで柔らかくなってきます。生で食べるときは、黒くなっていないか、固くしっかりとしているか、よく観察して、食べてくださいね。私も、新しい秋の味覚を何度か味わおうと思っています!

●教えてくれた人
【吾妻聖子さん】



フジテレビ「ノンストップ!」
でESSEコーナーのプロデューサーを務め、暮らしにまつわる情報を発信。プライベートでは小学生の娘をもつ母でもある