東京都にある美術館のコレクションを基に西洋絵画400年の歴史をたどる企画展が宇都宮市にある栃木県立美術館で23日から始まります。

それを前に22日、関係者向けの内覧会が開かれました。

フランス人画家ジャック・ルイ・ダヴィッドが描いたナポレオンの肖像画に、同じくフランス人のクロード・モネの「睡蓮」。

一度は美術の教科書で見たことがある名画がそこにあります。

企画展では、西洋絵画史を一望できると名高い東京都八王子市の東京富士美術館のコレクションの中から、選び抜かれた83点が展示されていて、16世紀のイタリアルネサンスから20世紀まで西洋絵画の400年の歴史を名画とともに辿ることができます。

ルノワールやゴッホ、シャガールなど世界的に知られた画家の名作だけでなく、これまで日本ではあまり紹介される機会が少なかった画家の作品も展示されていて通も満足させる内容となっています。

こちらのターナーの作品は展覧会に出品した際に、展示した後に画面が物足りなく感じ赤いブイを書き足した逸話が残されています。

また、愛らしい少女がモデルのこちらは東京富士美術館で最も人気のある作品で「シルクのソファー」という題名通り厚く滑らかな布の手触りが伝わってきます。

この企画展は12月26日まで開かれています。