衆院選・候補者の履歴書 栃木3区
「候補者の履歴書」栃木3区です。大田原市、矢板市、那須塩原市那須烏山市、那須郡がエリアで、前々回、前回とも自民の前職が当選しています。
今回は自民と立憲の公募候補の一騎打ちとなります。
立憲民主の新人、伊賀央候補(57)。
兵庫県出身で立正大学を卒業後、旧栃木2区選出で旧社会党の衆議院議員だった武藤山治氏の公設秘書に。
その後、地元・豊岡市で市議会議員を6期務めました。
3区ではおととし公募の候補になりましたが、大田原市議である妻が旧栃木1区選出の安田範さんの長女であるなど「栃木が第二のふるさと」と話します。
地域医療の充実に取り組んできた経験から新型コロナの対応について「政権浮揚のための五輪開催で第5波の要因を作るなど国民が置いてきぼりになっている」と指摘。
今こそ人心一新で、もう一度政権交代をと訴えます。
自民党・前職の簗和生候補(42)は慶応大学から東京大学大学院を経て国会議員秘書やシンクタンクの研究員を経験。
2012年の公募で選ばれ、当時みんなの党所属の渡辺喜美氏と争い、比例復活で初当選。
現在3期目で「地元密着!現場主義!」を掲げ、週1度は2時間の辻立ちを続けているといいます。
これまでに国土交通政務官などを経験、コロナ対策や観光事業者の支援に力を入れる他、東日本台風からの復旧にも取り組んできました。
簗家のルーツは戦国時代、宇都宮家の分家だったといい、現在は大田原に自宅を構え地元のつもりで4期目を狙います。