淡水魚やアマゾン川の生物を展示する栃木県内唯一の水族館、大田原市のなかがわ水遊園で20日、熱帯地域の農作物キャッサバの収穫が行われました。

キャッサバは2018年ごろからブームになったタピオカの原料としても知られています。

なかがわ水遊園では南国のフルーツ栽培に取り組む那須烏山市の果樹農園「トロピカル・プラネット」の協力のもと水遊園の畑で今年5月に10本の苗を植えました。

来園者による収穫体験を行う予定でしたが、新型コロナの感染防止対策のため職員8人で収穫を行いました。

芋を傷つけないように根元の周囲を丁寧に掘って収穫していきました。

キャッサバの木は通常、半年で2メートルを超える大きさになりますが、今年は夏の長雨や日照不足の影響で生育が厳しく1.5メートルほどでした。

それでも合わせて5.7キロと無事に初めての収穫を終えました。

収穫したキャッサバは傷まないようにボイル処理をした後、冷凍保存し、来年の夏に水遊園の料理体験講座で使う予定ということです。