衆院選・候補者の履歴者 栃木1区
今回の衆議院選挙には栃木県内5つの選挙区にあわせて12人が立候補しています。シリーズで候補者の横顔や公約、人柄を紹介していきます。
初日は宇都宮市や下野市の一部、河内郡をエリアとする栃木1区です。
前回、前々回とも自民候補が当選していて今回は県内で最も多い自民・立憲・共産・維新の4人が立候補しています。
共産党・新人の青木弘候補60歳。
市貝町出身で真岡高校ではあえて経験したことがない野球部に入部。
3年間やり遂げ、大学は数学を専攻しました。
「一番は憲法を守ること、そして命と暮らしを守ること」
生協職員を経て共産党県委員会の委員を務めていて安倍・菅政権のコロナ対策は場当たり的と批判。
3度目の国政選挙で本来は「控え目な性格」といいますが、声をあげることで政治を変えたいと支持を求めます。
座右の銘は「知は力」。素粒子論が好きで政治も突き詰めることが大事と力を込めます。
日本維新の会の元職、柏倉祐司候補52歳。
宇都宮高校から岡山大学に進み新型コロナウイルスの研究でも知られるジョンズホプキンス大学で博士研究員時代を過ごしました。
「医師として命をまもる 政治家として国をまもる」と訴え、現在も宇都宮市内のクリニックで在宅医療に従事します。
2012年の衆院選でみんなの党で2区から出馬し比例で復活。
最優先の課題に新型コロナ対策と消費税を5%に減らすことを挙げます。
座右の銘は大久保利通の「為政清明」。清く明瞭な政治の実現を目指します。
自民党・現職の船田元候補67歳。
最年少の25歳で初当選し39歳で「経済企画庁長官」に。
竹下派の所属で総裁選では岸田総理を支持。選対顧問も務めました。
12期のベテラン。ブログなどで安倍・菅政権に苦言を呈し話題になったことも。「曲がったことが嫌いな性格」だといいます。
成長と分配を高め、安全と暮らしを守ること、デジタル化社会の推進も目標です。
趣味は「天体観測」で、祖父・中氏と同じ衆院議長を望む声には「時の運、今は考えず一生懸命に」と前を向きます。
立憲民主党・新人の渡辺典喜候補38歳は今回が2度目の立候補。
宇都宮高校、早稲田大学を経てジョージアやタジキスタンで開発援助の仕事をしていました。
2011年の震災で日本への思いに気付き帰国。
松下政経塾で学び「変えよう。栃木1区から日本を変える」と呼びかけます。
東日本台風やコロナ禍の現場で多くの声を聴き、格差の広がりや未来をつくる政治家の必要性を感じました。
座右の銘は政経塾の部屋に貼ってあった松下幸之助の「忍耐」。この4年の経験を糧に1区で世代交代をと訴えます。