エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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「FAになるとき、オープンマーケットでいったい金額をいくら要求するのだろうか?」

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は各ポジションごとの「2021年における費用対効果が最高の契約と最悪の契約」を特集。エンゼルス大谷翔平投手が今シーズン“コスパ最高”の指名打者に選出された。

 大谷は今シーズン、打者として155試合に出場し打率.257、リーグ3位の46本塁打、100打点26盗塁、OPS.965とトップクラスの成績を残した。今年2月に2年850万ドル(約9億4000万円)の契約を結び、今季は年俸300万ドル(約3億3000万円)の大谷を“コスパNo1”の指名打者に選出している。

 同メディアは投手でも9勝をマークした二刀流の投打を足したWARが9.0になることを言及し「MLBレベルでは一度たりとも見たことがないシーズンだ」と大絶賛。歴史的なシーズンを過ごしア・リーグMVPの最有力候補となる大谷は来季の年棒も550万ドル(約6億1000万円)となっているが「彼がFAになるとき、オープンマーケットでいったい金額をいくら要求するのだろうか?」と、早くも規格外の大型契約に期待していた。

 ちなみに“コスパ最低”の指名打者に選出されたのはタイガースのミゲル・カブレラ内野手。今季の年俸は3000万ドル(約33億9000万円)で130試合に出場し打率.256、15本塁打75打点だが「殿堂入り間違いなしの生ける伝説であるカブレラは、もはや3冠王を獲得したときのダイナミックな最盛期の姿ではない。しかし彼は今でもスーパースターのような金額を手にしている」と伝えている。(Full-Count編集部)