栃木県内の中学生が、日常の中で感じていることや考えていることを発表する「少年の主張」の県大会が18日、県総合文化センターで開かれました。

この大会は若者の自主性を育てるとともに青少年の健全育成に対する大人たちの理解を深めようと、とちぎ未来づくり財団などの主催で毎年、開かれているものです。

今回は県内から1万3千人を超える応募があり、地区大会を勝ち抜いた16人が、それぞれの主張を発表しました。

最優秀賞に輝いたのは鹿沼市立東中学校3年の石田真愛さんです。   

中国人の母に対して持っていた否定的な気持ちが、尊敬の思いに変わっていくまでの自身の心の動きなどについて語りました。

石田さんの堂々とした話しぶりと、将来のビジョンが力強く示されている点が高く評価されました。

優秀賞には佐野市城東中の篠田千夏さん、茂木町茂木中の近澤愛姫さん、上三川町上三川中の中村双葉さんが選ばれました。

今年の少年の主張全国大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため動画による審査となっていて、最優秀賞の石田さんは11月1日からの1か月間ウェブ上で開かれる全国大会にエントリーします。