朝鮮ニンジンの栽培技術を後世に
県内で唯一鹿沼市に農家に引き継がれている、朝鮮ニンジンの栽培技術を後世に残すため県内の企業や学校などで構成される、プロジェクトチームが発足されています。
17日はオンラインでの会議が開かれ、地元の高校生らが調べた朝鮮ニンジンの生育方法などが発表されました。
オンライン会議では栽培を担当している鹿沼南高校の生徒や宇都宮大学の教授らが、生育方法や種の中にある胚の培養実験の結果などを発表しました。
朝鮮ニンジンは「お種(たね)ニンジン」とも呼ばれ、県内では唯一、鹿沼市板荷の生産農家が栽培しています。
後継者不足で、ニンジンの種がなくなりつつあるため栽培技術を確立し、後世に残すためプロジェクトチームが試行錯誤を重ねています。
朝鮮人参は、種まきから収穫まで3年以上かかるといい、プロジェクトチームは今後、定期的に情報を交換し、適した栽培方法を探っていくということです。