収穫の秋です。那須塩原市では、標高が高い場所で育てた特産品のだいこんの収穫が最盛期を迎えています。

那須塩原市中塩原の小山 吉信さんの畑です。2ヘクタールほどある畑は、標高700メートルほどの場所にあり毎日およそ800本の大根を収穫しています。この地域で育てただいこんは「塩原だいこん」というブランドで売り出していて平地より一足早く収穫の最盛期を迎えています。

塩原だいこんは、高原特有の昼と夜の寒暖差を生かして育てるため、甘くみずみずしいの特徴です。今年は9月に入って涼しい日が続いたため例年よりも5日ほど収穫が遅れているということですが、その分、味の濃い大根に育ったということです。新型コロナウイルスの影響で観光客が減り飲食店や宿泊施設への出荷や直売所での売り上げが激減しているということですが、小山さんは「多くの人たちに名産の塩原だいこんを楽しんでほしい」と話します。

塩原だいこんは県内の量販店のほか那須塩原市内の道の駅などで販売されています。