暑い季節に家じゅうの掃除をするのはなかなかの大仕事。家事のなかでも苦手意識をもっている人も多いのでは?
でも面倒なことほど、“ほったらかし”でも大丈夫なんです! そんな理想のミニマム家事を実現するコツを、人気インスタグラマーの皆さんに教えてもらいました。

汚れをため込むほど大変になる掃除。ラクするコツは?



汚れない仕組みづくりがカギ。小さな工夫で、あとあとグッとラクになります。

●五徳の下にはアルミシートを敷いてほったらかし




汚れたら取り替えるだけ

敷くだけでガスコンロの汁受け皿を汚れから守り、汚れによる不具合も起こりにくくなります。
「これで、面倒なギトギト汚れの掃除からも解放されました」(なつこさん)


・ガスアルミマット無地 30枚入 ¥110(Seria)

●ホコリがたまりがちな場所はラップで予防




洗濯機のホースや冷蔵庫の上などの地味に面倒なホコリ汚れは、あらかじめラップをかけてブロック。
「大掃除のときなど1年に1回ラップをはり替えれば、掃除は不要です」(Ayakaさん)

●レンジ掃除は重曹と水をチンするだけ




耐熱カップに水200mlと重曹大さじ1を入れ、電子レンジ(500W)で5分温めるだけ。
「扉をあけずに20分待ち、乾いた布でふけば終了。においも消えて手軽にすっきり」(Ayakaさん)


・重曹 900g ¥443(アレスヘルスケア)

●お風呂は最後に入った人が洗うルール




必然的に、平日は帰りが遅い夫が担当。
「雑な洗い方だけど、そこは目をつぶり、週末私が最後に入って少し丁寧に。大がかりな掃除が不要になります」(ハギヤマジュンコさん)

●コンロ回りのパッキンにはマスキングテープをはっておく




「油が飛び散って汚れたら、マステをはがせば、なにごともなかったことに」。
窓のサッシ、浴室の入り口(カビ対策のため除菌してから行う)なども同様にすると◎。(Ayakaさん)

●シャンプー類は持ち込みスタイルにしてヌメヌメ知らず!




ボトル類やオモチャは脱衣所にバスマットを敷いてその上を定位置に。
「銭湯スタイルで入浴時のみ浴室に持ち込みます。ヌメヌメが発生せず、掃除が格段にラク!」(なつこさん)

●洗面所はふきんを出しっぱなしですぐふく習慣に




シンプルな色味にするとなじむ!

「水はねしても、すぐにふけば汚れがこびりつきません。だからわが家は、最初からふきんを手にとれる位置に常にセット」。
家族も使ったあとはふいてくれる習慣に。(大木聖美さん)

気づいたときにサッと汚れが落とせるようにする。そもそも汚れがつかないようにしておく。先手を打っておけば、面倒な掃除がラクできるようになります。ぜひ試してみてください。

※紹介したアイテムは、撮影時(2021年6月9日)に各店舗で販売されていたアイテムです。仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。

●教えてくれた人
【Ayakaさん】



7歳の男の子、4歳の女の子の母として日々奮闘中。お掃除スペシャリストの資格をもち、書籍『時間もお金もかけないほったら家事
』(宝島社刊)も出版。@ks._.myhome

【ハギヤマジュンコさん】



整理収納アドバイザー、一級建築士。主婦として、そして小学生ママとして等身大な悩みや、がんばりすぎない「生活感」のある暮らしを発信中。@_cocoti_

【大木聖美さん】



整理収納アドバイザー。「暮らしをラクに楽しく、サステナブルに」をコンセプトに、肩の力を抜いた、自分に優しく心地よい暮らしのコツをわかりやすく提案。@wagamichilife

【なつこさん】



夫と長男(2歳)の3人暮らし。元ハウスメーカー勤務の経験と知識を生かし、2LDKの賃貸住宅ながらDIYで子育てしやすい家にカスタマイズ中。@ntk_ie

<取材・文/ESSE編集部>