季節の変わり目で疲れ気味でもカレーの香りは食欲を刺激してくれますよね。でも、ルウを使った具沢山カレーはちょっと重たい…。そんなときにオススメなのが、スパイスでつくる軽やかなカレーです。

今回は、旬の野菜を使って栄養をたっぷり補充できるレシピを、元東大院生でスパイス料理研究家の印度カリー子さんに教えてもらいました。

お疲れの体にもちょうどいい、夏野菜たっぷりスパイスカレー



目にも鮮やかで、元気になれること請け合いです!




夏野菜のスパイスカレー

●夏野菜のスパイスカレー


無水でうま味を凝縮!!



【材料(4人分)】

・ナス(ヘタを除いて1.5cm角に切る) 1本

・ズッキーニ(ヘタを除いて1.5cm角に切る) 1本

・パプリカ(赤、黄・へタと種を除いて1.5cm四方に切る) 各1/2個

・グレイビー[タマネギ(みじん切り)1個 トマト(ざく切り)1個 ニンニク(みじん切り)、ショウガ(みじん切り)各1かけ サラダ油大さじ1 塩小さじ1 ターメリック、クミン、コリアンダー各小さじ1]


【下準備:グレイビーをつくる】

(1)フライパンにサラダ油を弱火で熱し、ニンニク、ショウガを1〜2分炒める。香りがたったらタマネギを加え、強めの中火で焦げ茶色になるまで約10分炒める。

(2)トマトを加えて1分ほど炒め、くたっとしたらヘラなどでつぶす。中火にし、水けがなくなるまでさらに炒める。

(3)弱火にしてターメリック、クミン、コリアンダー、塩を加え、1分ほど炒める。ムラなく混ざったらグレイビーのできあがり。

【つくり方】

(1) 下準備のとおりに、カレーのもととなるグレイビーをつくる。



(2) グレイビーができたらナス、ズッキーニ、パプリカを加えてよく混ぜ合わせ、フタをして弱火で10分ほど蒸し煮にする。



(3) 味をみて、たりなければ塩ひとつまみ(分量外)を加える。ご飯とともに器に盛り、好みで粗びきコショウ(黒)をふっても。



[1人分80kcal]




<point>

冷やしてサラダのように食べてもおいしいです。好みでレモン汁をかけると、さらにさっぱりして夏にはおすすめ。

<撮影/キッチンミノル 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【印度カリー子さん】



だれにでもつくりやすいレシピが人気のスパイス料理研究家。モットーは「スパイスカレーをおうちでもっと手軽に」。著書に『おもくない! 太らない! スパイスカレー入門
』(standards)ほか