気づいたら家のあちこちにクモの巣ができていて、掃除が大変…なんてことはないでしょうか?
ここでは、お掃除ブロガーのよしママさんに、クモの巣の掃除方法と、巣を張らせないための対策を教えてもらいました。

クモの巣ができやすい場所とは?掃除方法と対策



暖かい時季に動きが活発になるクモ。寒い季節に比べると、あっという間に巣を張られてしまったり、家の中でもクモの姿を見かけたりすることがあります。

クモの巣をそのままにしておくと、見た目も悪いうえに、ホコリや虫、ゴミなどがひっかかってしまい衛生的ではありません。放っておくと、どんどん増えてしまうので、見つけたらすぐに取り除いておきたいですね。

●クモの巣ができやすいのは、人通りが少ない場所



庭などの屋外でクモの巣ができやすいのは、人通りが少なくエサとなる小さな虫がいる場所です。


網戸に絡みついたクモの巣

雨の当たらない軒下や、ベランダ、倉庫の中、植物やフェンス近く、自転車周り、雨戸などあらゆる場所にクモの巣はできます。


天井の隅もクモの巣ができやすい場所

室内では、玄関や人通りの少ない部屋、押し入れの中、段ボール、部屋の隅、天井、家電や家具の裏などにも巣を張られがち。

●屋外では、市販のクモの巣用の薬を使用するのがオススメ



屋外のクモの巣の駆除方法としては、クモの巣用の市販薬を使うのが簡単でオススメです。わが家では「アース クモの巣消滅ジェット 450ml」を使っています。


こちらは、屋外専用のものです。


(1) スプレーしてクモを退治する。


(2) 虫取り網や排水口用ネットを被せたほうきで、クモの巣を取り除く。

直接スプレーすることでクモを駆除でき、さらにシリコーンコート効果でクモが巣を張るのを予防することもできます。

そのほかに、庭の掃除をしたり余分な枝木の剪定を行ったりすれば、エサとなる小さな虫が住み着にきくくなり、その結果クモもやってこなくなります。

●室内のクモの巣には、ピレスロイド系の殺虫剤と手作りの退治グッズを使って



室内でクモを退治する場合は、人に対して毒性が低く安全なピレスロイド系の殺虫剤をスプレーします。

クモを外に逃がす場合は、手づくりのグッズを使用するのがオススメ。


ハンディモップに排水口ネットを被せたものを、クルクル回してクモの巣を絡めとります。クモがネットの上に乗ったら、そのまま外へ連れ出してください。

これを使えばクモの巣とゴミを同時に取ることができ、使用後はネットを捨てるだけでOK。


また、クモの巣を取り除くだけではなく、エサとなるゴキブリやダニ、ハエ、蚊などが住みにくい環境になるよう、こまめに掃除をすることをオススメします。

わが家では家具の裏や、床の隅などのホコリ取りをとくに丁寧に行うようにしています。その際、虫除け効果のある薬剤をスプレーしておくのも予防に効果的です。


小さな虫がいなくなれば、エサがいなくなるためかクモもあまり見かけなくなります。

●まとめ



クモは暖かいと動きが活発になるため、少し涼しくなってきたこの時季に、クモの巣掃除をするのがオススメです。

ただ、クモのなかには「セアカゴケグモ」などのように毒を持った危険な外来種もいます。そうしたクモの可能性もあるため、掃除の際は無理に巣を壊したりせず、今回紹介したようなクモ専用の殺虫剤か、ピレスロイド系の殺虫剤を散布してから、巣を取り除くようにしてください。その際、皮膚に触れないよう十分注意することも重要です。

●教えてくれた人
【よしママさん】



お掃除大好き主婦。ブログ「節約ママのこだわり掃除
」では、時短&家族にやさしい掃除、洗濯を研究。著書に『家族が笑顔になる おそうじの魔法
』(日本文芸社刊)