インテリアが好きな人は、季節に合わせて上手に部屋の模様替えをしています。気分転換になるのはもちろんですが、夏らしい涼しさを感じる部屋にチェンジすれば、心地よさがぐんとアップ! そんな涼感インテリアのつくり方を、人気インスタグラマー・naoさんに聞きました。

涼を感じる色やアイテムを効果的に配置する



部屋の中にある照明や雑貨などのインテリアアイテムを、夏っぽいものに変えるだけでOK。見た目に涼しさを感じることで、体感を下げる効果があります。

●ライトスタンドのシェードを明るい白に




生成りから白に替えて夏らしく

リビングのライトスタンドを、季節に合わせて模様替え。

「ランプシェードを生成り色から白に替えるだけで、部屋が夏らしい雰囲気になります。シェードの素材も、厚みのある生地から薄手のものにしてすっきりした印象に」

<冬バージョンはこちら>


冬は温かみを感じるシェードに。

●目がいくところにグリーンを置く




窓辺に映えるグリーンが部屋の印象をさわやかに

ワークスペースの窓辺にウンベラータの鉢植えを配置。

「いつでも目に入る場所に植物があると、気持ちが和みます。また、大ぶりな枝ものは鏡の前に生けると、鏡の反射で葉が多く見えてより涼しげになるのでおすすめです」

●飾る雑貨は1か所にまとめてすっきり見せる




棚の上の空間を活用してごちゃつかないディスプレー

大切な雑貨は分散させずワークスペースの棚の上にまとめて。

「飾る場所を限定すれば、数が多くてもごちゃついて見えません。お気に入りのガラス作家、エリック・ホグランのオブジェが映えるよう、色のトーンを統一しています」


窓辺にはガラスや陶器を中心にディスプレー。光が反射してキラキラ光る様子も楽しみます。

もっと涼しく!おうち改造アイデア



暮らしに合わせてリフォームも施したという立古さんの家。真夏の部屋を快適にするために変えたことを聞きました。

●ドアをガラスばりにしてひんやり




ドア一面にガラス素材を使うことで、抜け感を演出して涼しげな雰囲気に。淡いグレーの枠もさわやかな印象です。

「廊下まで見とおせるようになって、圧迫感が一気になくなりました」

●シーリングファンで換気や暑さ対策




暑いけど冷房を入れるほどではない時季に重宝するシーリングファン。

「よどんだ空気をかくはんし、風を循環させています。夏本番はエアコンと併用すると、冷房効率もアップ」

●バーチカルブラインドで日光を効率よく遮る




布のカーテンから遮熱効果のあるバーチカルブラインドに変更。視覚的にすっきり見えます。


「太陽の向きに合わせて細かくブラインドの角度を調整でき、日差しを遮りやすいのが便利!」

ほんの少し雑貨をチェンジするだけのプチ模様替えなら、気軽にできそう! 四季折々の季節感を上手にとり入れた暮らし方、ぜひ参考にしてみてください。

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【naoさん】



デザイナー。夫、長女(11歳)と3LDKのマンションで暮らす。インスタグラム(@nao_et_noa
)でも、部屋づくりのアイデアを紹介