栃木県内の25日までの1週間の感染状況をまとめました。

県内では8月19日から25日までの1週間で1,518人の感染が発表されました。

前の週より413人増えて、感染拡大の第5波は、収まる兆しはありません。

自宅療養者は8月19日には1163人、25日現在は1287人となっていて高止まりの状態が続いています。

病床使用率は25日現在で61.4%、人口10万人当たりの全療養者数は111.4人と過去最高となり、医療提供体制に危機的な状況が続いています。

1週間の感染状況を詳しくみてみますと居住地別では宇都宮市が400人、小山市が219人、足利市が162人、佐野市が133人、栃木市が128人で県南エリアが多くなっています。

年代別では最も多いのが20代で437人でした。続いて30代が249人、40代が230人、50代が185人となっています。

上位4つの年代の合計は1101人と全体の7割以上を占めています。

25日までの1週間で県内では9件のクラスターが確認されました。

このうち5つは事業所や事業所の寮で発生していて、3つは保育施設や福祉施設でした。

変異株について8月22日までの1週間に確認されたデルタ株疑いのある変異株は220件でした。

陽性率は87%で、感染力がより強いとされる変異株への置き換わりが急速に進んでいます。