三重県と文部科学省などは25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてこの秋に予定していた三重県での国民体育大会と全国障害者スポーツ大会の中止を決定しました。

今年の国体は9月25日から10月5日まで、全国障害者スポーツ大会は10月23日から25日まで三重県で開かれる予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、政府は愛知や三重など新たに8つの道と県を27日から緊急事態宣言の対象地域に追加することを決めています。

こうした状況の中、三重県と文部科学省などは国民体育大会と全国障害者スポーツ大会の中止を決定しました。

去年の鹿児島国体も年内の開催が見送られたため2年連続の中止となります。

栃木県では来年1月には日光で冬季国体、来年10月には国体と全国障害者スポーツ大会の開催を控えています。

栃木県の大会事務局によりますと三重国体の開会式から現地に行きスタッフの仕事などを見学する予定だったということですが大会の中止を受けて今後は何らかの形で大会運営などのノウハウを三重から教えてもらう考えです。

一方で福田知事は24日、日光での冬季国体について新型コロナウイルスの緊急事態宣言レベルの感染状況が続いているならば中止を考えていく必要もあるとの見解を示しています。