毎朝のルーティンで年間貯蓄100万円を達成!家事は電気代が安い時間帯に
コロナ禍で収入が減ったり、ステイホームで出費が膨らんだり、家計に厳しい状況が続く昨今。そんななかでも、やりくり術や習慣を取り入れて貯蓄を増やすことに成功している人はいます。
貯蓄を増やすにはどうすればいい?(※画像はイメージです)
そこでエッセ編集部は、年収を問わず年100万円以上貯めている読者117人を大調査! 貯蓄に成功している人が実践している、毎日の生活習慣を探ってみました。
貯めている読者の多くは、「毎日同じ時間に起きる」「寝る前に掃除する」など、ルーティン(決まりごと)があります。
「ルーティン化のメリットは、悩まず行動でき、気持ちや時間にゆとりが生まれること。『買い物は週2回』といったことなら、節約や出費カットの効果も」と話すのは、ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さん。
一方、節約アドバイザー・和田由貴さんのおすすめは、身の回りを整えること。
「部屋が散らかった状態では、お金の管理まで行き届きません。できることからルーティンに取り入れてみましょう」
毎日の節約習慣で年間貯蓄100万円!
年間100万円を貯蓄しているOさん。その暮らしぶりを拝見すると、朝夕、毎日続けているルーティンが数多くありました。
「どれも無理して始めたわけではありません。朝食は悩む時間がもったいないからオムレツか雑炊に、子どもとゆっくり過ごしたいから夕食の準備は朝すませよう、と考えていくうちに、毎日の生活リズムが整いました。すると、自然と毎月の支出も一定になったんです」
以前は仕事から帰ると家事に追われてイライラしていたそうですが、ルーティンが決まると時間にも気持ちにも余裕ができ、子どもと遊ぶゆとりももてるように。「夕食の準備ができているから、忙しくても総菜や外食に走らなくなるなど、自然にお金が貯まる環境が整ったのもうれしい効果です」
【Oさん(神奈川県・33歳)】
夫(35歳)、長女(3歳)の3人家族。最近、子育てのために正職員からパートに。収入は半減したものの、以前から夫の収入で暮らして、自分の収入は貯蓄していたのでダメージなし。
<Oさんの家計表>
夫の月収(手取り) 270,000円
妻の月収(手取り) 120,000円
児童手当 10,000円
収入合計400,000円
* * *
住居費 104,000円
食費(お米代除く) 12,000円
外食費 3,000円
水道光熱費 9,850円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーなど) 17,600円
日用雑費 3,000円
子ども費 50,000円
クルマ費 3,000円
レジャー費 3,000円
保険料(生命保険、学資保険など) 36,000円
貯金 150,000円
支出総計 401,450円
収支 +8,550円
朝の電気代が安くなるプランを契約して、すべての家事を出社するまでに終了! 朝起きてから出かけるまでのタイムスケジュールを追ってみました。
年約3万円おトク!
NISAを利用して、優待狙いで株投資。
「化粧品は株主優待でもらうので、しばらく買ってません。優待が充実した銘柄は、株価も安定していて安心」食事券や食品も優待でゲット。
食品ロスゼロに
朝食は、前夜に刻んでおいた半端野菜を使った雑炊かオムレツ+汁物が定番。「簡単につくれて半端野菜をムダなく使いきり。子どもも野菜を食べてくれるのでいいことづくし!」
再生野菜も朝食の具材に。
毎日風呂上がりに使うバスタオルをフェイスタオルにチェンジ。「洗濯物の量が減り、毎日の洗濯が2日に1回に減って、水道代と電気代を合わせて年約3500円(※)カットに。使いやすさもアップ!」
※ドラム式洗濯機を使った場合、19.64円(1回の電気代+水道代)×15日(月30日の半分)×12か月=3535.2円で試算(エネチェンジより)
朝のうちに夕食の下ごしらえ。「肉や野菜に下味をつけたり、電気圧力鍋に材料を入れてセット。朝のこのひと手間で、仕事で疲れていても急な買い出しなどがありません」
起きたら保育園の準備
夫は夜勤があって夕食にいないことも多いので、「朝食は家族全員でだんらん」がルール。「朝、楽しく朝食がとれると元気が出て、今日も1日がんばろうってやる気が出ます」
ホウキでサッと掃いて節電に
長女を保育園に送っていく間に、夫が食器洗いとあと片づけ。「戻ったら、部屋をササッと掃除。毎日掃除するから汚れも少なく、ホウキで掃けば十分」掃除機の電気代節約にも。
月1000円の収入増!
洗濯しない日など時間ができると、スマホでプチ稼ぎ。「1〜2分で終わるアンケートなどに答えたり、駐車場貸し出しサイトに登録して、毎月約1000円程度に」ついでの5分が収入源に。
起きてすぐ、頭も体も動けるうちにやることをすませてしまう朝家事。ただでさえ忙しい朝にすべての家事をこなすなんて…と尻込みしてしまいそうですが、習慣にしてしまえばむしろラク。1日がゆったり過ごせるうえに、節約にもつながるなら、トライしてみない手はありません。ぜひ取り入れて、貯まる家計を目指してみて!
<撮影/大森忠明 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
ファイナンシャルプランナー。新聞、雑誌などに多数の連載をもち、全国でセミナーや講演も行う。『ラクに楽しくお金を貯めている私の「貯金簿」
』(ぱる出版刊)など著書多数
節約アドバイザー。「節約はムリをしないで楽しく!」をモットーに、消費生活や食生活など家事の専門家として幅広く活動。著書に『超かんたん! はじめてのスマホ決済
』(扶桑社刊)
貯蓄を増やすにはどうすればいい?(※画像はイメージです)
そこでエッセ編集部は、年収を問わず年100万円以上貯めている読者117人を大調査! 貯蓄に成功している人が実践している、毎日の生活習慣を探ってみました。
貯めている読者の66%が回答。“毎日の暮らしにルーティンがある”
貯めている読者の多くは、「毎日同じ時間に起きる」「寝る前に掃除する」など、ルーティン(決まりごと)があります。
「ルーティン化のメリットは、悩まず行動でき、気持ちや時間にゆとりが生まれること。『買い物は週2回』といったことなら、節約や出費カットの効果も」と話すのは、ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さん。
一方、節約アドバイザー・和田由貴さんのおすすめは、身の回りを整えること。
「部屋が散らかった状態では、お金の管理まで行き届きません。できることからルーティンに取り入れてみましょう」
●ルーティンでお金も時間も節約し、貯め体質に一変!
毎日の節約習慣で年間貯蓄100万円!
年間100万円を貯蓄しているOさん。その暮らしぶりを拝見すると、朝夕、毎日続けているルーティンが数多くありました。
「どれも無理して始めたわけではありません。朝食は悩む時間がもったいないからオムレツか雑炊に、子どもとゆっくり過ごしたいから夕食の準備は朝すませよう、と考えていくうちに、毎日の生活リズムが整いました。すると、自然と毎月の支出も一定になったんです」
以前は仕事から帰ると家事に追われてイライラしていたそうですが、ルーティンが決まると時間にも気持ちにも余裕ができ、子どもと遊ぶゆとりももてるように。「夕食の準備ができているから、忙しくても総菜や外食に走らなくなるなど、自然にお金が貯まる環境が整ったのもうれしい効果です」
【Oさん(神奈川県・33歳)】
夫(35歳)、長女(3歳)の3人家族。最近、子育てのために正職員からパートに。収入は半減したものの、以前から夫の収入で暮らして、自分の収入は貯蓄していたのでダメージなし。
<Oさんの家計表>
夫の月収(手取り) 270,000円
妻の月収(手取り) 120,000円
児童手当 10,000円
収入合計400,000円
* * *
住居費 104,000円
食費(お米代除く) 12,000円
外食費 3,000円
水道光熱費 9,850円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーなど) 17,600円
日用雑費 3,000円
子ども費 50,000円
クルマ費 3,000円
レジャー費 3,000円
保険料(生命保険、学資保険など) 36,000円
貯金 150,000円
支出総計 401,450円
収支 +8,550円
小さな節約の積み重ねが大きな貯蓄に!Oさんのモーニングルーティン
朝の電気代が安くなるプランを契約して、すべての家事を出社するまでに終了! 朝起きてから出かけるまでのタイムスケジュールを追ってみました。
●<AM5:30 起床・身支度>化粧品はすべて株主優待でゲット
年約3万円おトク!
NISAを利用して、優待狙いで株投資。
「化粧品は株主優待でもらうので、しばらく買ってません。優待が充実した銘柄は、株価も安定していて安心」食事券や食品も優待でゲット。
●<AM5:40 朝食準備>平日の朝食は2パターン。半端野菜を消費!
食品ロスゼロに
朝食は、前夜に刻んでおいた半端野菜を使った雑炊かオムレツ+汁物が定番。「簡単につくれて半端野菜をムダなく使いきり。子どもも野菜を食べてくれるのでいいことづくし!」
再生野菜も朝食の具材に。
●<AM5:50 洗濯>バスタオルを廃止すると、2日に1回でOKに
毎日風呂上がりに使うバスタオルをフェイスタオルにチェンジ。「洗濯物の量が減り、毎日の洗濯が2日に1回に減って、水道代と電気代を合わせて年約3500円(※)カットに。使いやすさもアップ!」
※ドラム式洗濯機を使った場合、19.64円(1回の電気代+水道代)×15日(月30日の半分)×12か月=3535.2円で試算(エネチェンジより)
●<AM6:00 夕食準備>8割つくっておき、外食を防ぐ
朝のうちに夕食の下ごしらえ。「肉や野菜に下味をつけたり、電気圧力鍋に材料を入れてセット。朝のこのひと手間で、仕事で疲れていても急な買い出しなどがありません」
●<AM6:30 夫と娘が起床・朝食>朝食は家族全員そろってがルール
起きたら保育園の準備
夫は夜勤があって夕食にいないことも多いので、「朝食は家族全員でだんらん」がルール。「朝、楽しく朝食がとれると元気が出て、今日も1日がんばろうってやる気が出ます」
●<AM7:00 掃除>夫と協力して部屋は朝リセット
ホウキでサッと掃いて節電に
長女を保育園に送っていく間に、夫が食器洗いとあと片づけ。「戻ったら、部屋をササッと掃除。毎日掃除するから汚れも少なく、ホウキで掃けば十分」掃除機の電気代節約にも。
●朝フリータイムができたらプチ稼ぎ
月1000円の収入増!
洗濯しない日など時間ができると、スマホでプチ稼ぎ。「1〜2分で終わるアンケートなどに答えたり、駐車場貸し出しサイトに登録して、毎月約1000円程度に」ついでの5分が収入源に。
起きてすぐ、頭も体も動けるうちにやることをすませてしまう朝家事。ただでさえ忙しい朝にすべての家事をこなすなんて…と尻込みしてしまいそうですが、習慣にしてしまえばむしろラク。1日がゆったり過ごせるうえに、節約にもつながるなら、トライしてみない手はありません。ぜひ取り入れて、貯まる家計を目指してみて!
<撮影/大森忠明 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【畠中雅子さん】
ファイナンシャルプランナー。新聞、雑誌などに多数の連載をもち、全国でセミナーや講演も行う。『ラクに楽しくお金を貯めている私の「貯金簿」
』(ぱる出版刊)など著書多数
【和田由貴さん】
節約アドバイザー。「節約はムリをしないで楽しく!」をモットーに、消費生活や食生活など家事の専門家として幅広く活動。著書に『超かんたん! はじめてのスマホ決済
』(扶桑社刊)