カヌーのスラローム銅メダルのアイグナーが日本のボランティアに感謝の花を贈った【写真:AP】

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カヌーのアイグナー「いつもなら花束は母親かガールフレンドに」

 東京五輪で銅メダルを獲得したドイツ選手が日本のボランティアに花束を渡し、メダルを分かち合うシーンがあった。ドイツのカヌー・スラロームチーム公式ツイッターが実際の画像を投稿し「素晴らしい振る舞い!」などと脚光を浴びせていたが、当人は「このような状況の中であらゆることをやってくれている日本の人たちに感謝の気持ち伝えたかったのかもしれない」と理由を明かしている。

 喜びと、感謝の気持ちを態度で示した。スラロームで3位に入ったハネス・アイグナーは銅メダルを首から外すと、隣にいる日本人ボランティアに渡し、一緒に記念写真に収まっている。また2枚目の写真では花束を女性ボランティアにプレゼント。華やかなひまわりの花束を手にし、女性もアイグナーへ嬉しそうな視線を向けている。

 日本のボランティアへの感謝の思いを、行動で表わしたアイグナー。同チームは2枚の写真に「ハネス・アイグナーの素晴らしい振る舞い! 彼はボランティアに感謝し、花束をプレゼント」と記して脚光を浴びせていた。ドイツ公共放送「ZDF」のインタビューによるとアイグナーは理由についてこう説明している。

「このような状況の中であらゆることをやってくれている日本の人たちに感謝の気持ち伝えたかったのかもしれない。いつもなら花束は母親かガールフレンドにプレゼントするのだけれど、この暑い中ボランティアで働いている方々は大きなリスペクトに値する。だからその人たちに何かいいことをしたかった」

 32歳のアイグナー、実にカッコいい男だ。(THE ANSWER編集部)