【MLB】大谷翔平が「街にやってくる」 次戦の相手ツインズの地元メディアが異例の特集
バルデリ監督「大谷は輝かしい存在だ。信じられないような事をしている」
21日(日本時間22日)は試合がなく、休養日となったエンゼルスの大谷翔平投手。22日(同23日)からは戦いの場を敵地ミネソタ州ミネアポリスへと移し、前田健太投手の在籍するツインズと4連戦を戦う。前田がその初戦に先発予定で、2019年以来、2年ぶり3度目の日本人対決が実現する見込みだ。
ここまでメジャートップの34本塁打を放ち、史上初めてオールスターに投打二刀流で出場した大谷。その注目度は高まる一方で、次戦の相手となるツインズの地元メディア「スター・トリビューン」は「“Sho-Time”が街にやってくる」と、異例の大谷特集を組んで注目している。
「木曜日からショウヘイ・オオタニとエンゼルスがツインズと対戦するにあたり、“Sho-Time”が街にやってくる。日本のスラッガーは今季球界最高の投手の1人でもある」と紹介した「スター・トリビューン」。ツインズ関係者も大谷に注目しているとし、匿名スカウトは「この仕事を数十年やってきた。私は今60代で何千という野球選手を見てきた。ショウヘイ・オオタニはそんな私が見てきた中で史上最高の野球選手だ」と記事の中で語っている。
現在、打者としてメジャー1位の34本塁打、長打率.679を記録し、ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.と熾烈な本塁打王争いを展開している大谷。投手としても14試合に登板し、2018年に並ぶ自身最多タイの4勝をマーク。防御率も3.21と好成績を残している。
ツインズのホルヘ・ポランコ内野手も「メジャーでこんなことが起こるなんて思わなかった。僕もリトルリーグでは投げていたし、他の多くの人もそうだけど、誰も両方を継続できるほど優れてはいなかった。ショウヘイ・オオタニは唯一無二の存在だ。みんなが驚嘆しているよ」と絶賛しており、記事では「ミネソタの人たちも木曜日から始まる4日間で驚嘆するチャンスを得るだろう」と言及されている。
2019年にツインズと対戦した際、大谷は敵地ターゲットフィールドで13打数6安打1本塁打3打点と結果を残している。ツインズのロッコ・バルデリ監督も「大谷は輝かしい存在だ。夢に見るような、非現実的と言えるような事をやってる。彼がやってる事を落ち着いて考えてみると『特別』などという言葉では表せない事を成し遂げてる。信じられないような事をしている。試合後は一歩引いて、彼のパフォーマンスを楽しむと思う。人生で1度間近で見れるかどうかの選手とも考えられるから」と語っており、注目度の高さを伺わせている。(Full-Count編集部)