災害時の電力確保へ 壬生町と自動車メーカーが協定
出水期を前に壬生町と大手自動車メーカーが21日、災害で大規模な停電が発生したときに電動車の電力を避難所に供給するための協力協定を結びました。
協定を結んだのは、壬生町と三菱自動車工業、ディーラーの東日本三菱自動車販売です。
協定は台風や地震といった災害が発生して大規模な停電が起きた際、町からの要請を受けて三菱自動車のプラグインハイブリッド電気自動車を貸し出すというものです。
この車は荷台などにコンセントの差し込み口があり、バッテリーに蓄えた電気を供給することができます。
このため避難所で明かりを確保したり、温かい食事を提供するために家電製品を動かしたりすることができ、さまざまな場面での活用が期待されます。
今年1月、秋田県で豪雪による停電が起きたときにも避難所で電力を供給した実績があります。
三菱自動車では全国の自治体と協定を結んでいて、壬生町は全国で120例目、県内では佐野市や鹿沼市に続き3例目です。