栃木県と宇都宮市は21日、新たに15人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

感染が確認されたのは、小山市、日光市、栃木市、宇都宮市、高根沢町、群馬県の10代から70代の男女15人です。

宇都宮市のおよそ400人が働く工場で21日までに従業員7人の感染が確認されたため、県は県内70例目のクラスターと認定しました。

休憩室での感染対策が不十分だったことや喫煙所でマスクをせずに会話したことが原因とみられるということです。

県内の感染者はこれで累計6806人になりました。 

療養者は172人、重症者は12人、入院調整中は12人です。

そのほか足利市は21日、自衛隊や県の大規模接種センター、職場などで新型コロナウイルスのワクチン接種を希望する市民に向け、接種券を即日発行すると発表しました。

受け付けは21日から始まっていて、平日の午前8時30分から午後5時15分まで、市役所6階の新型コロナウイルス対策室で受け付けています。

申し込みには免許証や保険証などの身分証明書が必要で、初日は36人が接種券を受け取ったということです。

また、8月21日に行う予定だった足利花火大会が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年に続き中止となることが発表されました。

市など主催する8つの団体が決定しました。     

近県の状況について埼玉県は53人の感染、茨城県は5人の感染、群馬県は2人の死亡と1人の感染を発表しています。