東京など9都道府県への緊急事態宣言は、20日いっぱいで解除となり21日からはまん延防止等重点措置に移行します。

延長を繰り返してきた宣言の解除に感染状況が落ち着いている栃木県への影響を心配する声もあります。

まだまだ収束しないコロナ禍、宇都宮の中心市街地は、週末にも関わらず人通りが少ないように見えます。

最長で2カ月近くに及んだ東京などへの緊急事態宣言は20日で解除となり、まん延防止等重点措置へ移行します。

県内の感染状況はここのところ落ち着いていますが、県外からの客が中心の観光関係者などにとっては苦しい時期が続いています。

客のおよそ9割が県外からの観光客で占める宇都宮餃子会が運営する「来らっせ」は、コロナ前と比べると客がおよそ3割も減っているといいます。

一方で、この春からはまん延防止等重点措置の対象地域だった県や国の措置の対象ではない近くの県から訪れる人が一定数いて、この日も近県からの観光客が目立ちました。

観光客の回復には嬉しさもある一方で、人の流れの増加に感染再拡大への不安もあり、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置への移行で県内への影響がどう出るのか観光関係者も注目しています。