田畑や農水道の整備を行う真岡市の土地改良区で組合員から集めるなどした6000万円を超える運営資金の使い道が不明となっていることが分かりました。

使途不明金があることがわかったのは真岡市土地改良区です。

栃木県によりますとことし2月、改良区の役員の1人から「使途不明金がある」と相談がありました。

これを受けて県が調査をしたところ、預金残高と帳簿に記載された金額が合わないことがわかったということです。

使途不明金は少なくとも6000万円にのぼっていて県は土地改良区に不明金の総額と原因などについて6月中に報告するよう求めています。

一方、真岡市土地改良区では18日午前、組合員らに向けた臨時の会合を開き、使途不明金について報告しました。

真岡市土地改良区の職員は、とちぎテレビの取材に対し「事実と異なることを言ってしまうと混乱を招く」と話し、具体的なことは一切コメントしませんでした。

真岡市土地改良区では弁護士に調査を依頼していて、担当の弁護士によりますと、今後は刑事・民事上での責任追及を視野に入れながら原因を明らかにしていくということです。