ワクチンの大規模接種始まる 初日混乱なし 栃木県の接種センター
新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、栃木県の大規模接種会場「とちぎワクチン接種センター」での接種が16日から始まりました。
「とちぎワクチン接種センター」には県内市町の1万2550回分の接種枠が割り当てられていて16日正午からさくら市分が、午後4時から宇都宮市分の接種が始まりました。
最大で1日1000回分の接種を行うことができますが、初日ということもあって16日はおよそ300回分の接種が行われました。
最初の数日は試験的に運用し、徐々に接種人数を増やす方針です。
県によりますと運営には医師、看護師、薬剤師など多い日でおよそ100人が従事する見込みで、受付からワクチン接種、そして会場を出るまでにかかる時間はおよそ1時間です。
初日は大きな混乱はなく接種はスムーズに進みました。
また、それぞれの市町に割り当てられた分で埋まらなかった分については、県がウェブサイトで予約を受け付けていて、16日午後1時現在でおよそ740の予約があったということです。
県は市や町による個別接種や集団接種を補う形で接種を進め、7月末までに65歳以上の高齢者の接種完了を目指しています。