ワクチン接種状況は? 栃木県がホームページで公表
栃木県は14日から県内25の市や町の高齢者向けワクチンの接種状況の公表を始めました。
65歳以上の高齢者向けの市町別のワクチン接種状況は県のホームページの「新型コロナウイルスワクチンの接種状況及び配分状況について」のページで見ることが出来ます。
13日時点では県全体でおよそ55万人いる高齢者のうち、1回目の接種を受けた人は26.19%、2回目の接種まで終わった人は4.73%となっています。
13万人の高齢者を抱え県内で最も早い4月12日から接種が始まった宇都宮市で1回目の接種を終えた人は16.24%、2回目接種を終えたのは0.98%と1%に届いていません。
一方、13日現在で最も接種率が高いのは真岡市で、芳賀郡市医師会と連携し、1回目の接種率は5割超、2回目の接種率も唯一2割を超えています。
一方、日光市は実質、高齢者施設に対応したのが5月初め、本格的に接種が始まったのは5月24日以降だったこともあり2回目の接種率は最も低い0.60%となっていますが、ここから2回目の接種が増えていく見通しです。
県内25の市と町で1回目の接種率が40%を超えているのは6市町ある一方、10%台も7市町あります。
接種率が1回目、2回目とも真岡市に次いで高いのが茂木町で、集団接種を行う日を増やしたり日曜日もおよそ430人の接種を行える体制を整えています。
1回目の接種率が最も低い壬生町は施設に入っている人の接種を優先し、高齢者の接種は今月1日から始めたことなどが背景にありますが、19日にかけて1日600人の接種を行うなど今後は前倒しで取組を進めます。
県ではこれまで自治体間の無用な競争を生まないためとして市や町の接種状況を公表してきませんでしたが、県民の関心が高いことから公表に踏み切りました。
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