日本のサービス業は客に優しく、中国人に高く評価されているが、「スーパー」も中国とは違うそうだ。中国の動画サイトは、日本のスーパーを動画で紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本のサービス業は客に優しく、中国人に高く評価されているが、「スーパー」も中国とは違うそうだ。中国の動画サイト・西瓜視頻は18日、日本のスーパーを動画で紹介している。

 この動画では、中国人配信者がいつも利用しているという日本のスーパーを紹介し、「中国とは全然違う」と伝えている。まず一番の違いとして「駐車場が広い」ことを指摘した。動画で紹介しているスーパーは580台分以上もあるそうで、「日本ではスーパーの規模に関わらず、どこでも駐車場が広い」と利用のしやすさを称賛している。中国では場所にもよるが、スーパーの駐車場は常に満車で列を作っていることも珍しくない。

 さらに、入り口に「子ども用のカート」があることや、生鮮食品は高いが「どれも新鮮で、きれいに包装されている」と伝えた。中国では生鮮食品に新鮮さを求める人は菜市場と呼ばれる生鮮市場に行くので、スーパーにはあまり期待していないようだ。また、中国人の大好きな「豚肉が安い」こと、「お菓子」の種類が多くて魅力的なので、来るたびに思わず買ってしまうことも伝えた。

 利用者に優しい各種サービスについても、買い物袋は有料になったが、段ボールが無料でもらえて、割れ物を包むための紙や、電子レンジ、氷なども用意されていていると紹介した。中国では段ボールは売るとお金になる資源ごみなので、無料で提供したらすぐになくなってしまうだろう。

 日本人には何の変哲もない動画に見えるが、中国人には新鮮だったようで、「隅々まで客のことを考えている。中国のスーパーよりもずっと良い」など、感動したというコメントが目立った。また動画では紹介していないが、日本では牛乳パックやトレーなどの回収が行われていること、客が自分のバックを持ったまま入店できるのも、中国と違うところだ。中国では万引き防止のため、バックの持ち込みを禁止しているスーパーもある。利用者が気持ちよく利用できるというのは、スーパーに限らず日本のサービス業の基本なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)