「バイオハザード:インフィニット ダークネス」より
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 映画『海猿』『MOZU』シリーズや『太陽は動かない』を手掛ける羽住英一郎監督が、7月にNetflixで世界配信される、「バイオハザード」のCGアニメーションシリーズ「バイオハザード:インフィニット ダークネス」を監督することが明らかになった。発表と同時に新たなキャラクターPVも公開された。

  「バイオ」初の連続CGドラマとなる本作は、シリーズ屈指の人気キャラクター、レオン・S・ケネディ(声・森川智之)とクレア・レッドフィールド(声・甲斐田裕子)を軸に展開するホラーアクション。かつて数々の死線をくぐり抜けた2人がホワイトハウスで再会を果たし、新たな脅威に立ち向かう。

 数多くの実写アクション映画をヒットに導いてきた羽住監督は、本作でアニメ監督に初挑戦。「フルCGアニメですが、普段自分がやっている実写の撮影に近いキャメラワークやライティングの雰囲気に極力寄せる事により、よりライブ感が出る様に意識しました」といい、「キャラクター達も多くの人に愛されているので、そのファン達を裏切らない様に描いていく上で、モーションキャプチャーの俳優達そしてボイスアクター達が、レオンやクレアを演じているキャスト達であるというのも心強かったです」と感謝。

 また、本作の舞台は2006年となり、「正義感の強い若いレオンと果てしない闘いに少し疲弊してきた感のある『バイオハザード:ヴェンデッタ』の2014年時代のレオンとの中間に位置する2006年を描く事により、白か黒ではないややビターな立ち位置に彼を立たせ、スクエアなクレアとの対比も描く事にしました」と明かしている。

 音楽は、これまで数々の作品で羽住監督とタッグを組む菅野祐悟が担当。「ゾンビ作品ですが、音楽で怖がらせすぎてしまうとバイオハザードにならないということが、羽住監督との最初のトレーラーのデモ音源のやり取りでわかりました。しかし、怖くなくてもダメなので、そのあたりのバランスをデモ音源で羽住監督と共有し、試行錯誤しながら作曲しました」と語っている。

 製作・原作監修を務めるのは、数々の「バイオハザード」シリーズを手がけたカプコンの小林裕幸プロデューサー。制作プロデュースは、人気アニメの数々で知られるトムス・エンタテインメント。フル3DCGアニメーション制作は、『ヴェンデッタ』で制作プロデューサーを務めた宮本佳が率いるQuebicoが担当する。(編集部・入倉功一)