20年以上の歴史があり、今もなお根強いファンが多いメディアプレイヤー「Winamp」は、2018年にベータ版である5.8 Beta Build 3660がリリースされてから正式版の更新は途絶えてしまっています。そんなWinampをブラウザ上で使えるようにしたウェブアプリ「Webamp」が公開されています。

Webamp · Winamp 2 in your browser

https://webamp.org/

Webampにアクセスするとこんな感じ。なお、動作環境はEdge、Firefox、Safari、Chromeだとのこと。



プレイリストウィンドウにある曲のタイトルをダブルクリックすると再生され、右のウィンドウにビジュアライザーが表示されました。



Webampはブラウザ上で動作していますが、Winampのウィンドウを移動させたり、ボリューム調整やイラコイザ設定を変更したりすることができます。基本的な使い勝手はまさにWinampそのもの。



手元にあるメディアファイルを再生する場合は、プレイヤーのイジェクトアイコンのボタンをクリックし、再生したいファイルを選択すればOK。



プレイリストウィンドウ左下にある「ADD FILE」ボタンをクリックすれば、プレイリストにメディアをURL指定で読み込ませたり、ローカルフォルダをまるごと読み込ませたりすることもできます。



ローカルフォルダを読み込ませた場合は、ファイルのアップロードを確認するポップアップが表示されるので、「アップロード」をクリック。



すると、ブラウザ上のWinampにフォルダ内の音楽ファイルが読み込まれました。



また、ブラウザ内にあるスキンファイルをダブルクリックすると……



Winampのスキンを変更することができました。



Webampは、WinampをHTML5とJavaScriptで再現した「Winamp2-js」を基にオープンソースで開発されており、WebampにはさらにMilkDropビジュアライザーがWebGLで実装した「Butterchurn」が追加されています。WebampのコードはGitHubで公開されています。

WinampをHTML5とJavaScriptで再現した「Winamp2-js」 - GIGAZINE