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　サイゼリヤ、通称「サイゼ」には、定番メニューが無数にありますが、必ず上位に入るのが、「ミラノ風ドリア」（300円）や「小エビサラダ」（350円）、そして「辛味チキン」（5本300円）です。3品食べても1000円以下で、お腹いっぱいになれます。

サイゼの人気メニュー3品。手前／ミラノ風ドリア300円、右／小海老のサラダ350円、左奥／辛味チキン300円

　さて、その中でも「辛味チキン」は、筆者の家でも特に大人気。行くと必ず注文するのですが、つい最近、家族の一人が「サイゼの辛味チキンが冷凍になったよ」と、喜んで買ってきたのです。

サイゼのお持ち帰り用「辛味チキン」2200円は、2020年12月に販売開始。左は、辛味チキンと相性抜群の「やみつきスパイス」300円

　なんと1袋1.5kg（約40ピース）も入って2200円。1本あたり55円と確かにおトクではありますが、いくら好きだからと言って、こんなに大量のチキンをどうするんだ！？　と一瞬焦りました。しかし当人は「辛味チキンは揚げてないからしつこくなくて、たくさん食べられるんだよ」と至って冷静。ホントに食べ切れるのか？

2020年12月より冷凍の辛味チキンがお持ち帰りできるように

　実際、説明書通りに、冷凍のままレンジで2分温め、そのあと、オーブントースターで5~10分カリッと焼いて食べてみると、お店とまったく同じ味！　“辛味”とはいえ、決して辛すぎず、香辛料のスパイシーさとトマト風味のマイルドな味付けで、お肉も柔らくて軽いんです。これは一人5~6本を軽々食べられます。

「冷凍辛味チキン」を電子レンジとオーブンで焼くとお店と同じ味になる

　そこで、我が家ではしばらくの間、辛味チキンをおつまみにしたり、お弁当のおかずにしたりと大活躍することになりました。家族それぞれ、好みのスパイシーソースにつけて食べたりして、1袋はあっという間に食べ終わりました。そしてすぐにリピ買い。

最近は、冷凍庫に「辛味チキン」を常備。撮影用にほかの食材を出しましたが、見ての通り、けっこう場所を取ります

　そして最近、この辛味チキンの美味しい食べ方を見つけたんです。それが韓国で大流行している「パネチキン」風のアレンジ。

　ちなみに「パネチキン」とは、スパイシーなフライドチキンに、トマトクリームソースとチーズが入ったバゲットを合わせる料理です。

　作り方はいたって簡単。トマトクリームソースは、「トマトピューレに生クリーム、オリーブオイル、水を入れて煮立たせる」だけ。耐熱容器の器にトマトクリームソースを敷き、辛味チキン、バゲット、生クリームで溶いたとろけるチーズをかけて、オーブントースターで焼き上げます。

パネチキン風にして、お好みのスパイスをかけてもGood！　我が家ではチリホットソースをかけてかなり辛くします

　パネチキン風にアレンジすると、辛味チキンはサイドメニューというより立派なメイン料理になります。しかもチーズと辛味チキン、トマトソースの組み合わせは、相性抜群！　これは家族も「めちゃくちゃ旨い！」と喜んでいます。他にもキムチやコチュジャンなどを入れても美味しくて、ビールがどんどん進みます。

　というわけで、このサイゼの「冷凍辛味チキン」は、おうちごはんの強い味方になってくれますよ。

（撮影・文◎土原亜子）