苫小牧からえりも町まで、特急バスで1本に!

日高本線の役割を継承


鵡川〜様似間116kmが廃止となる日高本線(2012年10月、恵 知仁撮影)。

 ジェイ・アール北海道バスは2021年3月16日(火)、JR日高本線の鵡川〜様似間が4月1日(木)付けで廃止となり、代行バスも運行終了するのに伴い、関連する地域の路線再編を含むダイヤ改正を同日に実施すると発表しました。

 これまでえりも・様似方面からのバス路線「日勝線」は、浦河・荻伏方面までしか伸びていませんでしたが、日高本線の廃止区間を代替するため、静内まで延長されます。

 あわせて、えりも〜様似〜静内を経て苫小牧へ直行する特急便「特急とまも号」が新設されます。この路線は旧厚賀駅付近の厚賀橋バス停から日高自動車道に乗り、沼ノ端駅北口までノンストップとなり、鵡川駅には立ち寄りません。

 なお、静内から鵡川を経て苫小牧へ向かう道南バス「苫小牧静内線」は引き続き、1日3往復が運行されます。また、浦河から静内・新冠・鵡川を経由して新千歳空港へ向かう「特急ひだか優駿号」は、4月より道南バスからジェイ・アール北海道バスに運行が引き継がれます(土日祝のみ運行)。