FC琉球でプレーするMFハモン(写真は2019年のもの)【写真:Getty Images】

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FC琉球のMFハモンがブラジルメディアで言及「この国のサッカーはもっと忙しい」

 J2のFC琉球に所属するブラジル人MFハモンは、新シーズンで日本3年目を迎える。

 22歳のレフティーは日本とブラジルのサッカーの違いについて、ブラジル紙「LANCE!」のインタビューで「ブラジルとはまったく異なる切り替えがたくさんある」と語っている。

 フルミネンセの下部組織で育ったハモンは、世界屈指の左サイドバックであるレアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロの従兄弟であり、19歳だった2018年にレアルへの期限付き移籍が決定。カスティージャ(Bチーム)でプレーする予定だったが、メディカルチェックで膝の負傷が判明し、移籍は白紙となった。そして、19年7月にFC琉球に期限付き移籍。20年には完全移籍が成立した。

 昨季はJ3ガイナーレ鳥取へ“武者修行”し、新シーズンを前に琉球に復帰。そんななか、ブラジル紙「LANCE!」は「元フルミネンセのハモンはブラジルに戻る選択肢を除外していない」と、近い将来のブラジル帰還の可能性を取り上げつつ、日本サッカーとブラジルサッカーの違いについて、ハモンのコメントを紹介している。

「充実しているよ。異文化を学べることができて、人として成熟できている。日本人は僕をとても温かく歓迎してくれる。サッカー自体は非常に速く、ブラジルとはまったく異なる切り替えがたくさんある。この国のサッカーはもっと忙しい」

 今後のキャリアに関しては「いつかは分からないが、(ブラジル帰還は)僕の計画の中にある。ブラジルでプレーしたいクラブはいくつかある」と、将来母国に戻る考えもあると明かしていた。22歳のハモンにとって、若い頃から異文化の日本のサッカーに触れることは貴重な経験となっているはずだ。(Football ZONE web編集部)