バルセロナとユヴェントス、両方に所属した凄い13名
今週行われるUEFAチャンピオンズリーグのビッグマッチ、ユヴェントス対バルセロナ。どちらも国内リーグでやや苦戦しているなか、重要な90分になるだろう。
今回はこの2チームに所属したことがある13名のスター選手について特集してみよう。
ミラレム・ピャニッチ
バルセロナ所属:2020〜
ユヴェントス所属:2016〜2020
今夏のマーケットでユヴェントスからバルセロナへと移籍してきたピャニッチ。30代でとんでもない移籍金が計上されたことで大きな話題になった。
アルトゥール
バルセロナ所属:2018〜2020
ユヴェントス所属:2020〜
そのピャニッチ+金銭でトレードされることになったアルトゥール。バルセロナではシャビ・エルナンデスの後継者として期待されていたが…ユヴェントス合流直前に飲酒運転で騒動を起こしたが、無事にチームの一員として受け入れられている。
ネト
バルセロナ所属:2019〜
ユヴェントス所属:2015〜2017
ユヴェントス、そしてバルセロナで両方サブキーパーを務めた珍しいブラジル人選手。代表でも基本的にはバックアップとなっている。
アルトゥロ・ビダル
バルセロナ所属:2018〜2020
ユヴェントス所属:2011〜2015
レヴァークーゼンから2011年にユヴェントスへと加入し、イタリア・セリエAで大ブレイクを果たしたチリ代表。今夏はバルセロナで戦力外通告を受け、アントニオ・コンテが率いるインテルへ移籍している。
ダニ・アウヴェス
バルセロナ所属:2008〜2016
ユヴェントス所属:2016〜2017
バルセロナで世界最高峰の右サイドバックとして名を馳せたダニ・アウヴェス。リオネル・メッシのパートナーとして圧倒的なプレーを見せ続けたが、2016年に退団してユヴェントスへ移籍している。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
バルセロナ所属:2009〜2011
ユヴェントス所属:2004〜2006
アヤックスでエースストライカーとして成長を見せたイブラヒモヴィッチ。2004年にユヴェントスへ移籍し活躍したが、カルチョ・スキャンダルの影響で退団。その後インテルを経てバルセロナに加入したが、ジョゼップ・グアルディオラ監督とまったく馬が合わなかったことで知られる。
マルティン・カセレス
バルセロナ所属:2008〜2011
ユヴェントス所属:2009〜2010、2012〜2016、2019
ユヴェントスに3回も加入するという世界的にも珍しい存在。しかもそのすべてが最初は期限付きだった。ウルグアイ代表のDFであるマルティン・カセレスは、バルセロナではわずか13試合しか出場せずにユヴェントスへ貸し出されていた経験を持つ。さらにセビージャへ移籍して、それからまたユヴェントスへ…。
ティエリ・アンリ
バルセロナ所属:2007〜2010
ユヴェントス所属:1999
モナコで若くして活躍し、リーグ・アンの最優秀若手選手賞を獲得したアンリ。それが認められてユヴェントスへと移籍するが、サイドハーフとして起用されたことであまり存在感を示せなかった。そこに手を差し伸べたのがアーセナルで、プレミアで世界最高のストライカーに成長していく。
その後2007年にバルセロナへと移籍することを決断。プレミアでの彼ほどインパクトはなかったが、念願のチャンピオンズリーグ優勝も果たしている。
ジャンルカ・ザンブロッタ
バルセロナ所属:2006〜2008
ユヴェントス所属:1999〜2006
イタリア代表の名サイドバックとして知られるザンブロッタ。ユヴェントス加入時にはウイングであったが、マルチェロ・リッピ監督の下でサイドバックにコンバートされて再ブレイク。その後移籍したバルセロナではかなり起用されたがそれほど活躍はできなかった。
リリアン・テュラム
バルセロナ所属:2006〜2008
ユヴェントス所属:2001〜2006
フランスの伝説的なDFテュラム。ユヴェントスで長く活躍した後、ザンブロッタとともにバルセロナへと加入し、34歳で挑戦したスペインでも見事なプレーを見せている。EURO2008終了後にPSGへの移籍に向けた手続きが進んだが、その途中に心臓の奇形が発見されたためにそのまま引退している。
エドガー・ダーヴィッツ
バルセロナ所属:2004
ユヴェントス所属:1997〜2004
バルセロナのファンでもあまり覚えていないかもしれないダーヴィッツ。プレーしたのは半年のみで、ユヴェントスからの期限付きで加入していた。イタリアでは「狂犬」と言われるほどの激しいコンタクトで鳴らしたが、そのときにはクラブとの関係がこじれ、スペインにやってきた。そこでいいプレーを見せ、2004年夏にインテルへと移籍している。
フアン・パブロ・ソリン
バルセロナ所属:2002〜2003
ユヴェントス所属:1995〜1996
もしかしたらダーヴィッツ以上に両クラブのファンに覚えられていないかもしれないソリン。アルヘンティノス・ジュニオルスから初めて欧州へと進出し、ユヴェントスに加入するもほとんど起用されず。すぐにアルゼンチンに戻っている。
そしてブラジルのクルゼイロからバルセロナに期限付き移籍で加入。それもわずか半年だった上、あまりチーム自体の調子が良くなかったため、印象を残せなかった。
ミカエル・ラウドルップ
バルセロナ所属:1989〜1994
ユヴェントス所属:1985〜1989
バルセロナとレアル・マドリーの両方に所属したことでよく取り上げられるラウドルップ。スペインに来る前はミシェル・プラティニらとともに活躍を見せたが、イタリアではやや怪我に悩まされていた。
もちろんレアル・マドリーを退団した後は当時JFLのヴィッセル神戸に加入。1年で昇格には成功したものの、再び怪我に悩まされたことで1997年の前半で退団している。