種目削減、入れ替え制、リモート応援... コロナで変わる運動会、児童&保護者の本音は
[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2020年9月28日の放送では、新型コロナウイルスの影響で様変わりした運動会について取り上げていました。
広島市西区の観音小学校では26日、児童達が密にならないよう「入れ替え制」で運動会を行いました。約580人の児童を低学年・中学年・高学年の3つに分け、1グループごとに競技を行うのです。
密回避で組体操も行わず
種目は徒競走とダンスだけ
観音小学校の運動会では、種目は組体操など密集しやすいものは行わず、徒競走とダンスの2つに限定。時間も50分程度で行い、次のグループと交代していく仕組みです。
競技に参加しない学年の児童は、先生が撮影した映像を見ながらのリモート応援です。
小学5年生の児童は、
「1年生の演技も可愛い踊りだったのですぐ近くで見たかったなと思います」
「いつもとは違う形での運動会だけどできたことが一番嬉しい」
と話しました。
保護者からは「楽に見れる」の声も
運動会は例年よりも3時間ほど短く午前中で終了。保護者からは、
「学年だけで見られるので子供を見つけやすいですし、日が照る中で見てるのもしんどいから入れ替え制が楽に見れる」
「スムーズに席が取れるので良かったところもあるのかなと思います」
と新しい運動会を歓迎する声も聞かれました。
観音小学校の三上正浩校長は「全力を出し切ることが運動会の行事の大きな意味。その教育的意義を絶対に子供達から削減してはいけない」と話しました。
広島市教育委員会よると、運動会の方法や開催の判断は校長先生が行うそうです。
これまでに少なくとも8つの小学校で中止を決めています。運動会中止の理由を学校に聞いたところ、休校が続き授業日数が少ないことや、文化祭などの行事が立て込んでいることなどが挙げられました。
この週末も小学校や保育園などで運動会がありましたが、規模を縮小し保護者の入場を制限するなど、いつもとは違った運動会となっています。
学校は勉強以外にも学ぶことがたくさんあるので、形は変わっても運動会は開催してもらいたいなと思います。
(ライター:momiji)