[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2020年9月24日放送の「徹底ツイキュウ!なるほどニュース」のコーナーで、修学旅行に異変が起きていることを取り上げていました。

広島市立の中学校24校は来年度に延期となっています。また、多くの学校で修学旅行の行き先を近場に変更する傾向もあるそうです。


修学旅行に異変(画像はイメージです)

人気の東京、大阪、沖縄は避けられる傾向

番組で、広島県内のいくつかの教育委員会に聞いたところ、新型コロナの影響で、一部の小学校は北九州・関西方面から山口や四国方面に変更したそうです。

日本修学旅行協会による2018年の修学旅行の行き先ランキングでは東京・大阪が上位に入っていましたが、これらは感染リスクが高いため修学旅行先としては避けられる傾向にあるそうです。

沖縄も人気の行き先ですが、緊急事態宣言が長く出ていたこともあり選ばれにくいようです。

また、2017年の中国エリアの修学旅行の見学先ランキングでは、1位が平和公園、2位が宮島となっています。

修学旅行の目的として平和学習を挙げているところが多く、平和公園などがそのコースに入っています。

しかしその中にある原爆資料館がコロナ対策で入場制限を設けているため、団体予約が取れず、選ばれにくい状況になっているということです。

広島に来る修学旅行の目的が1つ無くなってしまうことになります。

キャンセル料はどうなるの?

修学旅行先の変更で発生してしまうのが、宿泊施設のキャンセル料です。

キャンセルが早ければキャンセル料が発生しないところがほとんどですが、例えば、行く予定の場所でクラスターが発生した場合など、直前でキャンセルをしなければならない場合もあります。

そこで一部の自治体ではキャンセル料を負担する制度もあるということです。東広島市では既に予算に組み込まれていて、生徒一人当たり3000円のキャンセル料が発生した際に、市が約600万円を負担したケースもあったそうです。

ちなみに文科省からは各教育委員会に対し、教育的意義や児童生徒の心情に配慮し、できるだけ修学旅行を行うように通達が来ているそうで、国でも補正予算に計上されるということです。

今後このような支援の幅が広がっていくことになりそうです。

こんな状況ではありますがやはり思い出に残るものなので、修学旅行だけは行かせてあげたいですね。

(ライター:momiji)