秋の味覚「サツマイモ」を1年中楽しめる理由
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年9月23日放送の「なぞの細道」のコーナーでは、サツマイモの話題がが取り上げられていました。
石川でサツマイモといえば「五郎島金時」が有名で旬を迎えています。
しかしこのサツマイモ...一年中見かける気がしますが、なぜでしょうか。
なぜサツマイモは一年中売られているの?(画像はイメージ)
収穫後は13度で保存
番組では金沢市粟崎町の五郎島金時の農家の方に話を聞いていました。
サツマイモは霜が降る前の11月上旬を目安とし、それまでに掘るようにしています。
そこから、イモに一番良い温度を設定して長期間保存します。
まず、サツマイモを3日間、高温多湿(34度)の中に入れます。こうすることでイモが活発に活動し、実と皮の間に雑菌の侵入を防ぐためのコルク層ができます。
そこからは、13度の定温貯蔵で保存します。10度以下では腐りやすく、15度以上では芽が出やすくなるので、13度がおいしく保つ目安なのです。
サツマイモは収穫後、保存している間に少しづつ糖が増えていきます。糖はでんぷんからできるため、でんぷんは減っていくことになります。
このでんぷんが減ることでホクホク感が減り、ねっとりとした食感になっていきます。
そのため、収穫直後は煮物や天ぷら、大学芋に、貯蔵後は焼き芋などにすると、サツマイモを十分に活かすことができるそうです。
一年を通して楽しめるサツマイモ。時期を見ていろいろな料理を楽しみたいですね。
(ライター:りえ160)