老若男女に親しまれるアニメーション映画の代表格、ジブリとディズニー。両者ともに名作ぞろいで、公開されるたびに映画館に足を運ぶ人もいるだろう。

しかし、もし、どちらか好きな方を選ばなければならないとしたら――?あなたはジブリとディズニー、どちらの映画を選ぶだろうか。

Jタウンネットでは、2019年9月27日〜20年10月1日の期間、「ジブリとディズニー、どっちが好き?」というテーマで都道府県別に投票を募った。

投票総数は2193票。ジブリ派とディズニー派、優勢だったのはどちらだろうか。

全都道府県で「ジブリ」優勢

ジブリとディズニー、どちらの映画が好きか。その投票結果がこちらだ。



都道府県別では、圧倒的にジブリ派が優勢だ。47都道府県すべてにおいて、ジブリ派の投票数がディズニー派を上回る結果となった。

その一方で、全体結果ではジブリ派が64.2%(1409票)、ディズニー派が35.8%(784票)と、全体の3分の1はディズニー派。ジブリ派が多いのに変わりはないが、極端に差があるわけではない。

西日本は特にジブリ率高め

次に、それぞれの都道府県に、ジブリ派がどれくらいいるのか見てみよう。


場面写真は「千と千尋の神隠し」、スタジオジブリ公式サイトより

回答者の90%以上が「ジブリ」に投票したのは、山形(100%)、群馬(90%)、香川(100%)、愛媛(90.9%)の4地域。山形と香川では、回答者全員がジブリ派だった。

また、ジブリ派が70〜89%だったのは青森(75%)福井(76.9%)、鳥取(80%)、島根(80%)、岡山(77.1%)、広島(74.2%)、徳島(72.7%)、高知(85.7%)、福岡(76.5%)、熊本(71.4%)、宮崎(80%)、鹿児島(85.7%)の12地域。中国・四国地方と九州に集中している。

地方別では、北海道・東北は68.2%、関東は62.9%、中部は59.5%、近畿は63.4%、中国・四国は79.6%、九州・沖縄は71.3%が「ジブリ」と回答。東日本よりも西日本の方が、ジブリ派の割合が高いようだ。


ジブリは強かった(場面写真は「千と千尋の神隠し」、スタジオジブリ公式サイトより)

しかし、なぜここまでジブリは人気なのか。

制作会社のスタジオジブリは東京に本社を置き、日本を舞台にした作品が複数ある。海外が舞台のディズニー作品と比べると、日本人にとっては親しみやすさを感じやすいのかもしれない。

また、2020年6月には過去のジブリ映画4作品を全国の映画館で公開。さらに9月には作品の場面写真を公式サイト上で提供するなど、ファンに対するサービス精神が感じられる。

とはいえジブリとディズニー、両者とも時が経っても色あせない作品ばかり。秋の夜長に鑑賞するのも、いいかもしれない。