荷物を郵送する際、相手や自分の住所などを書いて貼り付ける「送り状(伝票)」。

それを書くとき、「品名」の欄でどう書けばいいのか考えて少しペンが止まってしまう......そんな経験がある人は少なくないかもしれない。

例えば、誰かにプレゼントを贈る時。皆さんは正直に、中身が何かを書いているだろうか。
ツイッターでは、こんな投稿が話題となっている。

これはツイッターユーザーのだるちゃん(@n_almuslima)さんによる2020年9月20日の投稿だ。

この投稿の画像を見てみると、送り状の品名のところには、

「サプライズプレゼントなので書きたくありませんが、どうしてもというなら衣服です」

と書かれている。

確かに、サプライズプレゼントのネタバレを送り状でしたくはないという気持ちは分からなくはない......。とはいえ、規則だから仕方がない、というだるちゃんさんの気持ちが文章から伝わってくるようだ。

しかし、この送り状に対し、ヤマト運輸の集荷担当者から

「こんなの書かんでも『プレゼント』でいいんですよ〜」

と言われたとのこと。

この投稿に、ツイッターでは

「わかるw 書きたくないことあるわ......」
「送る時に窓口で『プレゼントだから中身は書きたくないんですが...』って言ったら普通に断られて渋々書いたことある」
「郵便局でプレゼントを郵送しようとしたら、プレゼントではなく品名で書くようにと強要されたです。中身わかっちゃったらプレゼントの意味ないのではと思ってとても悔しかった思い出」

と、共感の声や経験が寄せられている。

しかし、一方で

「中継店での荷扱いの為に書いた方が良いと思う...」
「郵便局は引き受け自体が出来ない品物もあるので、航空搭載であろうとなかろうと、書かないとダメだと思います」

といった意見もある。

本当に品名が「プレゼント」でいいのなら、サプライズで送りたいときにはとても有り難い。しかし、リプライでも寄せられている意見にも納得だ。

結局のところ、プレゼントは「プレゼント」で送っても、いいのだろうか?

ヤマト運輸にも確認すると...


だるちゃんさんのツイートより

Jタウンネットは28日、ヤマト運輸の広報戦略部に取材した。

担当者は、

「原則として、宅急便の送り状に品名の詳細を記載していただく必要がございます。
理由としては、送り状に記載された品名で、梱包状態が輸送に適しているかを確認させていただくためです。
また一部の輸送ルートでは飛行機を使用していますが、品名が記載されていない場合、飛行機に搭載することが出来ずに予定した日時にお届けできない可能性がございます」

と回答。

また、集荷を受け付けた担当者に口頭で中身を伝えたとしても、相手に届くまでその周知が徹底できるとは限らないので、荷物を無事に届けるためにも品名の詳細を記載してほしいとのこと。

通常の荷物はもちろんだが、誰かへのプレゼントはより一層大切に扱ってほしいもの。

適切な方法で届けてもらうためには、品名をきちんと書いておくのが良いようだ。