27日、東京拘置所前で堀江被告の保釈に備えて待機する報道関係者。(撮影:吉川忠行)

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ライブドアグループをめぐる証券取引法違反事件で、同法違反(風説の流布、偽計取引、有価証券報告の虚偽記載)の罪で起訴されたライブドア前社長の堀江貴文被告(33)が拘置されている東京拘置所(東京都葛飾区)には27日、同被告の保釈を認める東京地裁の決定を受け、約250人の報道関係者が詰め掛けている。

 同拘置所の門前には、早朝から多くのカメラマンが脚立を置き、報道陣が乗り付けたハイヤーやテレビ局の大型中継車など約60台が、公道の両側に停車している。面会に来た人が運転する車が、狭く通りにくくなった道路でしばしば立ち往生。上空には旋回するヘリコプターのローター音が響き、普段は静かな住宅地が騒然とした雰囲気になった。

 堀江被告の代理人によると、同被告が拘置所から出る際に、記者団の取材に応じる可能性があることから、準備を検討している。【了】