スーパーに親子

写真拡大 (全16枚)

家計に直結する食費。「買い物をするときは、商品をじっくり吟味」するのが節約につながりそうなイメージがありますが、買い物ルールを決めてしまうことで、時短と節約が同時にかないます。

ここでは時短を意識しつつ、節約のためには手を抜かないESSE読者・Sさんのお買い物に密着。40分間の買い物をリポートします!


スーパーの回り方で節約になるんです!

買い物上手はこうしてる!40分で失敗しないスーパーの回り方



夫、子ども3人と暮らすSさん。月の食費は2万円台をキープしています。
買い物は週予算5000円以内で、週に1回、1週間分の生鮮食品&デイリー食材をまとめ買いしています。

【店内はこう回る!】

(1) 野菜

(2) 日配品

(3) 魚

(4) 肉

(5) 総菜・半調理おかず

レジ

(1) 野菜コーナー:入り口の目玉野菜をチェック


店にとって、その日いちばんの自信商品は絶対に買ってほしいもの。
「たいてい旬のものが並んでいます。安くて、栄養面でも◎」

<時短テク>泥つきの野菜は処理ずみのものに頼る


「泥やアク抜きが必要なゴボウやサトイモなどは、特売でもあえて買いません」
即調理可能な商品や冷凍ものを選び、時間と手間をカット。値段も安定しているのでじつはおトク。


フルーツは見切り品をチェック!

この日買ったのは目玉野菜のキャベツ、ネギ、タマネギ、トマト、長イモ、白菜、大根、ささがきゴボウ、モヤシ、シメジ、パプリカ、洋ナシ。
節約食材のモヤシ、キノコは必須。フルーツも込みで、週1000円を目安に購入。

(2) 日配品コーナー:節約食材をルーティン買い

納豆や豆腐類、ヨーグルトなどの必ず食卓にのぼる食材は、購入が決まっているので迷わずカゴに。
「その日最安値の商品を選ぶから、毎週違う商品を食べることになり、飽きません(笑)」

<節約テク>価格が変動する加工品はグラム当たりの金額を計算


ソーセージなどの加工肉はメーカーや商品によって内容量が大きく異なるので、グラム単価を重視。
「特売品より徳用パックの方が安い場合も」

この日買ったのは、納豆、豆腐、ソーセージ、ヨーグルトなどルーティン買いするもののなかから、買いたさなければいけないものを購入。合計約700円

(3) 魚コーナー:切り身や干物を活用する


下処理に費やす手間を考え、多少割高でも“焼くだけ”、“煮るだけ”系のすぐに食べられるパックを優先的に購入。

「冷凍保存もしやすく、最後まで食べきれるのでムダも出ません」

<節約テク>魚は子どもたちに選ばせる

避けられがちな魚も、子どもたち自身に「これ食べたい!」というものを選んでもらったら、完食率が驚くほどアップ。
「自分が選んだ魚なので、残さず、喜んで食べますよ」

ここでは2割引きだったホッケの干物3枚と、サンマの切り身3尾分を購入。魚介は毎週2〜3種類+冷凍品や缶づめ系で計800〜1000円前後購入しています。

(4) 肉コーナー:チラシある肉をチェック

チラシ掲載の特売品など、お買い得品が並ぶ確率大。まずはこの場所から見てその日の傾向をつかみ、壁側の売り場に移ります。
「この時点で1週間分のメインおかずを決定します」

<節約テク>100g100円以下の肉しか買わない


どんなに割引率が高くても、100g単価が100円を超えるものはパス。
「こうやってわが家の適正価格を決めておくと、迷わず取捨選択できます。安くても十分おいしい!」

激安特価、100g77円の牛こま切れ肉と、食卓に頻出する豚こま肉を購入。ほかにはおつとめ品の牛タン薄切りや鶏手羽肉で計1400円。

(5) 総菜・半調理おかずコーナー:半調理おかずは割り引きずみのものを狙う

お弁当のおかずや、あと1品というときに重宝する半調理品は、割り引きでおトクなら積極的に購入します。
「仕事で疲れた日も、これらで乗りきれます」

この日は、子どもたちの大好物ポテト入り揚げギョーザを半額でゲット。揚げるだけのメンチカツも半額で、2つ合わせて500円以内に収まりました。

●支払いはスマホでサッと


この日の買い物は3951円でした。
支払い時も、時短を意識しているSさん。
「dポイントとひもづけしているので、貯まったポイントを使って、毎月子どもたちとファストフードで無料ランチを満喫しています」

●収納場所ごとに袋を分ける


・チルドに入れるもの
・冷蔵庫に入れるもの
・室温で保存するもの

帰宅後、食材を保管する場所を想定し、袋づめの段階から分けてビニール袋につめます。
「保管する場所に持っていき、袋から出すだけでOK。冷蔵庫と保管庫を行き来したり、食材を探す負担が軽くなります」

購入した食材を駆使して!1週間の献立はこちら



<月>


メインは双子が選んだサンマ。副菜に牛タン炒めと長イモ和え。

<火>


鶏手羽元のボリューム満点ポトフにアヒージョ、豆腐グラタンなど。

<水>


ガパオのワンプレート。
前日のポトフをカレースープにリメイク。

<木>


揚げギョーザ、牛肉のオイスター炒め、サラダ、春雨スープで中華風。

<金>


とろろネギ牛丼でラクを! 具だくさんみそ汁で栄養バランスも◎。

<土>


週末はイベントで忙しいため、冷凍野菜も駆使して15分調理。

<日>


白菜やモヤシ、ソーセージなど節約食材メインの鍋と、ホッケの干物。

<取材協力/ザ・ビッグ倉敷店 撮影/林紘輝 取材・文/ESSE編集部>