西・東日本の大雨は、週末も回復しそうにありません。少なくとも、12日日曜日頃まで続く予想です。再び、大雨となる恐れがありますので、土砂災害、川の増水や氾濫、低い土地の浸水に、厳重な警戒が必要です。

11日昼まで さらに400ミリの大雨も

梅雨前線の活動が活発になっている影響で、西日本や東日本では、大雨が続いています。ただ、この大雨は、週末も、おさまる気配はありません。
10日金曜日にかけて梅雨前線が北上し、前線上に低気圧が発生するでしょう。この低気圧が、11日土曜日にかけて日本海へ進む予想です。このため、西日本や東日本では、10日金曜日にかけて、局地的に雷を伴った「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降るでしょう。「非常に激しい雨」とは、雨が滝のようにゴーゴーと降り続き、傘は全く役に立たないレベルです。
11日12時までの48時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、九州北部や四国地方で300〜400ミリ、近畿や東海、北陸地方で200〜300ミリとなっています。再び大雨となる恐れがありますので、大雨への警戒を続けてください。

大雨の特徴は? 来週も?

大雨がいつまでなのか、気になる方も大勢いらっしゃると思いますが、今回は「大雨が長引く」のが特徴です。少なくとも12日日曜日頃までは、大雨が続く恐れがあります。
さらに、梅雨前線は、来週にかけても、本州付近にかかる予想です。西日本では、来週も14日頃にかけて、また大雨となる可能性がありますので、土砂災害、川の増水や氾濫、低い土地の浸水に、引き続き厳重な警戒が必要です。雨がいったん弱まっても、斜面や増水した川には、絶対に近づかないでください。