気温や湿度がぐんぐんと高くなり、カビやにおい菌、ダニやゴキブリなどの虫も発生しやすくなる梅雨。
水回りの鬼門のひとつであるキッチンのお掃除ワザを「家事えもん」の愛称で親しまれる家事芸人の松橋周太呂さんに教えてもらいました。


ほうっておくと大変! 梅雨時期の水回り

梅雨のカビ撃退!「家事えもん」が教えるキッチン掃除



水回りのカビといや〜なにおいを家事えもんが撃退します!



●冷蔵庫の汚れやにおいにはレンチンふきんできれいに


水:重曹 60:1

冷蔵庫の汚れには、水300mlに対し、重曹小さじ1を溶いた水にふきんを浸して軽く絞り、電子レンジ(600W)で約40秒加熱したものでふき掃除。
「そのあと水ぶきをするのを忘れずに!」


除菌用エタノールでもOK

このエタノールでも、カビを予防する効果が。薄めず使い、2度ぶき不要です。
・パストリーゼ500ml オープン価格(ドーバー酒造)

●重曹ペーストでザルのヌメリを一掃!


重曹:水 1:1

塩素系漂白剤を使わずに、重曹ペースト+古ハブラシで排水口の受け皿の汚れをこすり落としても。


「ハブラシは、ブラシ部分を短くカットするとかたくなり、汚れが落としやすくなりますよ」

●使い捨てできる便利グッズで予防する手も!


排水口にカゴ用のストッキングタイプのネットや、三角コーナー代わりになる水きり袋を使えば、汚れを予防できて掃除がラクに。


・立てる水切り袋15枚入オープン価格(レック)


・ダストマン〇浅型ストッキングタイプ50枚入り¥436(クレハ)

●排水口についたカビは泡の塩素系漂白剤で除去


キッチンのいやなにおいのいちばんの原因は、排水口についた汚れやカビ。
「泡タイプの塩素系漂白剤を使えば、直接吹きかけて1分ほどおき、洗い流すだけで除菌! 簡単にピカピカに」
重曹と水を1:1で混ぜた重曹ペーストでもOK。


食器用水きりカゴの受け皿も、汚れやヌメリがたまりがち。
「ふち回りや溝の部分に泡タイプの塩素系漂白剤をかけ、除菌すれば清潔!」

※塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸など酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けて。また洗剤のなかには、建材や設備機器によって使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取扱説明書、また洗剤の注意書きを確認してから使用してください。各種洗剤を使用する際は、ゴム手袋などを着用してください。

<撮影/林紘輝 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【松橋周太呂さん】


「家事えもん」の愛称で親しまれる家事芸人。
「掃除検定士5級」などの資格を取得。著書に『ほったらかし掃除術
』(SBクリエイティブ刊)ほか。