2019年の邦画興収No1を記録した「天気の子」/© 2019「天気の子」製作委員会

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まだまだ続く自粛モードで、家の中で過ごす機会が多くなりそうな方におすすめしたい、おうち時間をエンターテインメントに変えてくれる最新DVDをピックアップ。5月下旬以降にレンタルが開始される作品の中から、九州TSUTAYAのMD(商品担当者)がセレクトした5作品を紹介。話題のアニメ、社会派の感動作、震撼ホラーまで、おうち時間を利用して、2019年に劇場公開された邦画・洋画の話題作をいち早くチェックしよう!

【写真】2019年の邦画興収No1を記録した「天気の子」

■「天気の子」(2019年 / 日本)

叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出す映像描写が、“新海ワールド”と呼ばれ、国内外に多くのファンを持つ新海誠監督。2019年映画興行収入ランキング堂々のNo1を記録した大ヒット作だ。

高校1年生の夏、離島にある実家から家出し、東京にやってきた帆高は、困窮した孤独な日々のなか、なんとか怪しげなオカルト雑誌のライター業にありつく。彼のこれからを暗示するように降り続く連日の雨。そんななか、帆高は祈るだけで、空を晴れにできる不思議な能力を持つ少女、陽菜に出会う。

ファンタジックな2人の恋物語の一方で、彼らが直面するのは運命や社会の常識。その中で彼らはどんな選択をしていくのか。王道の青春ファンタジーとは一線を画す、独創的なストーリー展開に注目。「君の名は。」に続き、音楽を担当するのはRADWIMPS。ここぞという場面での映像と曲のシンクロ感もたまらない。

【九州TSUTAYA担当者のおすすめコメント】

少年少女のまっすぐな気持ち、それだけでは動けなくなる大人の苦悩までを描いた本作は、「君の名は。」の新海監督待望の新作。新海監督お得意の美しい風景描写も素晴らしく、特に雨の描写は必見です!

「天気の子」(2019年/日本)

原作・脚本・監督: 新海 誠 声の出演:醍醐虎汰朗、森 七菜 本田 翼 / 吉柳咲良、平泉 成、梶裕 貴 倍賞千恵子 / 小栗 旬 / 114分 / 発売元: STORY・東宝、販売元:東宝

★5/27(水) Blu-ray&DVDレンタル開始

■「リチャード・ジュエル」(2019年 / アメリカ)

名匠クリント・イーストウッド監督が、1996年、アトランタ爆破テロ事件の実話を基に、メディアと権力の暴走が生んだ冤罪事件を描く問題作。

爆弾入りのバッグを発見し、事件を未然に防いだことから一時は英雄視された警備員のリチャード・ジュエル。しかし、その裏でFBIが彼を第一容疑者として捜査を開始する。現地の新聞社やテレビ局が、それをまるで真実であるかのように実名報道したことから、事態は一変。リチャードは爆破事件の犯人へと仕立て上げられていく。

フェイクニュースがはびこり、SNSやメディアによって真偽の定かではない情報がまたたくまに広まってしまう現代社会の怖さを痛感する1本。その中でも、唯一リチャード・ジュエルを信じ、世間を相手に戦う弁護士と母親の姿に感動してしまう。

「リチャード・ジュエル」(2019年 / アメリカ) 

監督・製作:クリント・イーストウッド 出演:サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、ポール・ウォルター・ハウザー / 131分 / 発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

★5/20(水) Blu-ray&DVDレンタル開始

■「マチネの終わりに」(2019年 / 日本)

平野啓一郎の代表作を、福山雅治と石田ゆり子の初共演で映画化した切なくも美しい大人のラブストーリー。

世界的なクラシックギタリスト、聡史は、公演後に、パリの通信社に勤めるジャーナリスト、洋子に出会う。ともに40代という独特で繊細な年齢。出会った瞬間から強く惹かれ合いながらも、目まぐるしい現実の中で、すれ違ってしまう2人。そんな2人の6年にわたる愛と決断を、東京、パリ、ニューヨークというロマンティックな街並みを舞台に描く。

本作のポイントは、主人公が40代の男女であるということ。それぞれに社会的立場があり、価値観もはっきりしているがゆえに、すれ違い続ける男女の想いがもどかしい。美しいギターの旋律、世界を股にかけた舞台設定、福山雅治と石田ゆり子という絵になる顔合わせ…。現実を忘れ、映画の中でつかの間の夢をみたい人にはもってこい。

「マチネの終わりに」(2019年 / 日本)

監督:西谷 弘 出演:福山雅治、石田ゆり子、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏 古谷一行 / 124分 / 発売元:フジテレビジョン 販売元:アミューズソフト

★5/27(水) Blu-ray&DVDレンタル開始

■「スケアリーストリーズ 怖い本」(2019年 / アメリカ)

「シェイプ・オブ・ウォーター」の鬼才ギレルモ・デル・トロが、製作とストーリー原案を担当。原作は、彼が10代の頃、多大な影響を受けたという児童書で、その過激さから全米の学校図書館に置くことを禁止してほしいという声が殺到したベストセラーだ。

ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだ子供たち。そこで、読んだ子供が次々に消えていくという、呪われた“怖い本”を見つけた作家志望のステラは、それをこっそり持ち帰ってしまう。翌日から一人、また一人と消えていくステラの仲間たち。そして、本の余白ページには、消えた友達を主人公にした新たな物語が次々と記されていく…。

スティーブン・キングやジョージ・A・ロメロ作品などへのオマージュもちりばめられていて、ホラー好きならニヤリとしてしまう仕掛けがいっぱい。登場するクリーチャーのキャラクターも秀逸で、自宅にいながら「オバケ屋敷」気分を味わえる王道ホラー映画。

「スケアリーストリーズ 怖い本」(2019年 / アメリカ)

監督:アンドレ・ウーヴレダル 出演:ゾーイ・コレッティ、マイケル・ガーザ、ガブリエル・ラッシュ / 108分 / 発売・販売元:クロックワークス 

★6/3(水)DVDレンタル開始

■「ルパン三世 THE FIRST」(2019年 / 日本)

「ルパン三世」23年ぶりの劇場版は、原作者モンキー・パンチも完成を楽しみにしていたという初の3DCGアニメーション。メガホンをとるのは、日本のVFX第一人者との呼び声の高い山崎貴だ。

かのアルセーヌ・ルパン(ルパン一世)さえも、盗むことができなかったブレッソンダイアリー。「その謎を解いたものは莫大な財産を手に入れる」といわれる伝説の宝を狙うルパンは、考古学を愛する少女レティシアと出会い、2人で謎を解くことに…。

本作の見どころは何と言っても、3DCG で髪の毛1本1本までリアルに表現されたキャラクターと、実写顔負け、いや、実写では実現不可能な怒涛のアクションシーン。荒唐無稽かつスピード感バツグンのストーリー展開は、新旧のルパンファンを裏切らない出来映え。おなじみのオープニングテーマに、冒頭からテンション上がりまくる。

「ルパン三世 THE FIRST」(2019年 / 日本)

監督・脚本:山崎 貴 声の出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也 / 93分 / 発売・販売元:VAP

★6/3(水)Blu-ray&DVDレンタル開始

紹介者:真玉みづは (九州TSUTAYA 商品部 レンタルMD)

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