（株）モードカマタ（TDB企業コード：130251480、資本金1000万円、岩手県一関市山目字中野67-301、代表鎌田勝弘氏、従業員2名）は、4月12日に従業員を全員解雇し事業を停止、4月17日に盛岡地裁一関支部へ自己破産を申請し、5月1日に破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人は吉田俊晴弁護士（岩手県一関市大町6-7、吉田法律事務所、電話0191-34-6186）。

　当社は、（株）ルイかまた（花巻市、2002年6月に自己破産を申請）の関連会社として、1994年（平成6年）9月に設立。その後長く休眠状態が続いていたが、2001年10月に営業を再開。岩手県内のショッピングセンターにテナント2店舗を運営し、20代〜50代までの幅広いミセス層をターゲットに婦人服小売りを展開、ピーク時の年売上高は1億円前後を計上していた。

　しかし、その後は大手量販店との競合から売り上げは減少傾向で推移したほか、関連会社が倒産した経緯から対外信用が低く資金調達面などで苦慮し、余裕のない資金繰りを余儀なくされていた。この間、店舗のスクラップアンドビルドを経て業績回復に向けた取り組みを行っていたものの、2019年8月期の年売上高は約2100万円まで減少し、支払い遅延が恒常化していた。さらに、2020年に入ってから新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響から商業施設への集客が低迷するなか、売り上げの減少に歯止めがかからず、資金繰りも限界に達したことで、今回の措置となった。

　負債は約2400万円。