マジョルカで研鑽を積んでいる久保。来シーズンのマドリー復帰はあるのか? (C) Mutsu FOTOGRAFIA

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 スペイン紙『AS』の電子版は4月16日、マドリーの今夏の補強プランについて報じた。

 新型コロナウイルスの影響によりクラブは経済的打撃を受けているため、比較的な“質素な”動きになるだろうと予測。トップターゲットはドルトムントのFWアーリング・ハーランドで、パリ・サンジェルマンのFWキリアン・エムバペの獲得は2021年夏になるだろうと伝えている。

 記事によると、新戦力の補強の代わりにジネディーヌ・ジダン監督が考えているのが、MFマルティン・ウーデゴー(レアル・ソシエダ)、MFダニ・セバジョス(アーセナル)、DFアシュラフ・ハキミ(ドルトムント)、そして久保建英(マジョルカ)のレンタルバックだという。4人の推定市場価格の合計は1億4500万ユーロ(約181億円)で、トップチームの戦力として組み込めれば、その分の補強費を“節約”できると報じている。

 同時に、ガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲス、ルーカス・バスケス、マリアーノ・ディアスの放出を検討しており、合わせて1億ユーロ(約1億2500万円)以上の売却益を得られる可能性があると指摘。この節約により、来夏の“本命”エムバペの引き抜きに本腰を入れられるとしている。

 リーガではEUパスポートを持たない選手が3人しか登録できないため、久保はヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エデル・ミリトン、そして今冬にカスティージャに加入したレイニエールというブラジル人選手たちとその枠を争わなければならない。

 ただ、マジョルカでの活躍により、ジダン監督がその実力に注目しはじめているのは確かなようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部